その帰り、時間があったのでMoMA ニューヨーク近大美術館名作展に行ってきました。
関東ではこのところ、テレビでも頻繁にこのMoMAの宣伝がおこなわれています。そのため興味があり、行こうと思っていたのでちょうどよかったです。
MoMAとは、The Museum of Modern Artの略です。本家のサイトはここです。
パンフレットを見る限りでは有名な絵も来ているようです。その中でも一番の目玉はマティスのダンス(第1作)です。パンフレットの表にも使用されています。
パンフレットのスキャンしたものを掲載しておきます。
▲裏
「カバンの中にカメラはありませんか?」「ないです」とやりとりをおこなう、係員と私。確かに私のカバンの中にはカメラは入っていなかったのですが、腰にはカメラがぶら下げてあります。しかし嘘ではないのでそのまま館内に入りました。
中に展示されているのは主に近代~現代の絵画でした。展示されている絵の多くが抽象画で、 aki-u 氏と2人して「よく分からん」と愚痴をこぼしながら周る派目になりました。
思ったよりよい絵が少なく、絵の内容的に不満の残る展示会でした。しかしその中でも目を引くよい絵はありました。驚いたのは、そのよい絵のほぼ全てがピカソの絵だったことです。ピカソの実力の素晴らしさを改めて再認識しました。
「ピカソはいいね。他の絵はさっぱり分からないけど、ピカソの絵がよいのは素人でも分かるよ」
aki-u 氏が感心して声を漏らしていました。確かに、ピカソの絵は抜きん出ていました。時代背景を全て取り払っても成立する価値のある絵だと思いました。絵からパワーが溢れかえっていました。
鑑賞はあっと言うまに終わりました。点数は思ったよりだいぶ少なく、その点でも不満の残る展示会でした。普通なら、展示会に行くとかならずカタログを買うのですが、今回は今後の参考資料にならないと思いカタログは買いませんでした。
東京国立博物館のついでで行ってよかったです。単体で行くとだいぶダメージの大きい展示会でした。近代の抽象画が好きな方はともかく、普通の絵画が好きな人にはお薦めできない展示会だと思いました。