大きなバイト(byte)を表すときの接頭辞は、一筋縄ではいきません。同じ表記でも、計算方法が違うことがあるからです。国際単位系 (SI) では10の何乗かで計算しますが、慣用的にコンピューターの世界では、2の何乗かで計算することが多いです。
そのため区別するためのギビバイトなどの単位もあるのですが、日常的にはあまり用いられていないのが実状です。ギビバイトなどは、家電量販店に行き、ハードウェアの性能表を見ると出てくるので覚えておくとよいです。
もう1つ、覚えておくとよいことがあります。10の3乗、6乗、9乗……といった値は、2の10乗、20乗、30乗……の値にとても近いです。そのため、片方の値からもう一方の値を求める時に、簡易的に用いたりします。雑学として覚えておくと面白いです。
プログラマーは、こうした知識を利用して、10進数(10ごとに桁が上がる数え方)と、2進数(2ごとに桁が上がる数え方)を行き来することがあります。