「crocro.jscam」JavaScriptでWebカメラの画像を取得するライブラリ
はじめに
「crocro.jscam」は、JavaScriptで、Webカメラの画像を取得するためのライブラリです。
動作対象はHTML5以上、PCとなります。デバッグを行ったのは、Chrome16、IE9、Firefox9になります。
本ライブラリは、以下のようなことを行なえます。
- Webカメラの画像のキャプチャ。
- キャプチャした画像の2値化(白黒化)。
- 2値化を元にしたラベリング(領域分割)。
- ドットパターンの検出、あるいはマーカーの検出(4隅の位置と向き)。
- キャプチャを指定した場合の即時コールバック処理(各種解析データの取得)。
- 検出時のコールバック処理(各種解析データの取得)。
Webカメラで取得した画像をHTML5で利用したいといった用途や、マーカーをコントローラー代わりに使った簡単なゲームなどに使えます。
履歴
目次
使い方
サンプル
ソースコード付きのサンプルです。
ドキュメント
リファレンスと、「crocro.jscam」のコアになる「jscam.js」のソースコードです。
- リファレンス crocro.jscamの仕様
- jscam.jsのソース「SWFの初期化」
- jscam.jsのソース「SWFの設定変更」
- jscam.jsのソース「キャプチャ・オブジェクト」
- jscam.jsのソース「ユーティリティ」
電子書籍
電子書籍と副読本的なYoutubeの動画です。
JavaScriptを学ぶなら
開発の経緯
2011年の春ぐらいに、JavaでARToolkit代替のライブラリをフルスクラッチで作ったのですが、JavaではWebカメラを使用する制限が大きいので、JavaScriptに移植したいと思い、作りました。
HTML5にはカメラの仕様があるのですが、ブラウザでは未実装なので、Flash経由で取得してみることにしました。