本書は、二次元ゲームのワールドマップを自動生成するための本です。
私はよく、ゲームを作ってコミケで出しています。その際に、マップの自動生成機能をよく組み込みます。理由は、私が一人でゲームを作っていて、あまり大量のデータを手作業で作れないからです。ボリューム感を出すためには、マップの自動生成機能は不可欠です。
そうしたことをよくしていると、コミケでブースに来た人から「マップの自動生成についての本を出して欲しい」と言われました。確かに、その内容の本は自分でも書こうと思っていました。そこで、サンプルコードを書き起こして本を作成しました。
コードは、実際にリリースしたゲームのコードを一部改造して用いています。それぞれのゲームのコードを元に、サンプルとして分かりやすいように簡易化してまとめています。
本書を通して、二次元ワールドマップの自動生成の勘所をつかんでいただければと思います。サンプルコードを確認できますので、実際にコードを動かしてみると、よりよく理解できます。また、上記の「元にしたゲーム」も遊んでいただければ嬉しいです。
2019-01-16:全技術系同人誌のデザイン統一のために表紙をリニューアル。下は旧表紙。
前書き |
第1章 マップ自動生成の基礎知識 |
1-1 ゲームの目的に合わせたマップ生成 |
1-2 擬似乱数と再現性 |
1-3 マップの解像度と生成方針 |
第2章 コードについて |
2-1 js/game.core.js |
2-2 js/ui.js |
2-3 index.html |
第3章 解像度「低」のマップ |
3-1 比率表による生成 |
3-2 全体のコード |
第4章 解像度「中」のマップ |
4-1 全体のコード |
4-2 高低差の生成 |
4-3 比率表による生成 |
4-4 町の生成 |
4-5 エリア分け |
第5章 解像度「高」のマップ |
5-1 全体のコード |
5-2 町候補地の生成 |
5-3 町間の接続の生成 |
5-4 道路の生成 |
第6章 おわりに |
著作権者 : 柳井 政和
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