公開:2024-11-16、更新:2024-11-16
第2話「hoge」2 4~6ページ
マンガ
説明
「hoge」は、普通の場面では出てきませんが、プログラミングを学び始めると出てくる、初心者を混乱させるものです。これは、書類の書き方の名前欄に書いてある「東京太郎」や「東京花子」などと同じようなものです。
「hoge」はメタ構文変数と呼ばれるもので、特に意味はないです。メタ構文変数は、その単語の意味に引きずられないように、何も意味しない言葉が割り当てられることが多いです。
こうした「何か名前や値が欲しい時に使う単語」は、プログラミングをしているとよく出てきます。例えば、とりあえずのURLとしてよく使われる「example.com」は、その1つです。「example.com」は、プログラムの例に使うために、わざわざ本物が用意されています。
コンテンツ紹介
テキスト原稿
# 4p
## 1
メタ構文変数は
いろいろあるよ
そして 国によって
違う
少し紹介して
おこう
## 2
日本でよく使われているもの
hoge ほげ
fuga ふが
piyo ぴよ
hogera ほげら
hogehoge ほげほげ
piyopiyo ぴよぴよ
---
## 3
アメリカでよく使われているもの
foo フー
bar バー
baz バズ
qux カックス
quux カックス
foobar フーバー
## 4
ミア:
なんか
随分と適当ね
モフオ:
僕も
そう思うよ
# 5p
## 1
モフオ:
まあ こんな感じで
みんなが よく使っているけど
特に意味がないものも
世の中にはあるんだ
## 2
ミア:
世の中って
そんなところが
あるよね
---
## 3
ミア:
よし私も
メタ構文変数を
積極的に利用して
いくわよ!
## 4
モフオ:
えっ?
嫌な予感しか
しないんだけど
# 6p
## 1
[翌日]
ミア:
ほげほげ
ふがふが
ほげら
ほげら
## 2
モフオ:
どうしたの ミアちゃん
おばあちゃんみたいな
話し方になって
---
## 3
ミア:
先生に当てられた時に
メタ構文変数で
乗り切る練習よ
プログラマーが
これで乗り切って
いるんだから
私もいけるはず!
## 4
モフオ:
そんな練習を
するぐらいなら
素直に勉強した
方がいいよ