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2006年01月09日 03:43:15
 2005年の総括を行なっていきたいと思います。まずは読書。数が多いので、何回かに分割してアップしていきます。



 2005年の読書は「必要に応じて読む」という方針で読み進めていきました。

 読んでいた本の種類を大きく分けると、以下のようになります。

● 日本語および言語関係

 前年の2004年は、言語の発生や日本語の成り立ち、日本語の特質や使い方などを中心に調べていました。2005年は、さらにその周辺を調べつつ、言語が滅ぶまでを勉強していました。

 言語の発生から成長、そして滅亡までを概観したので、日本語関係の本を読むのは少しお休みになります。


● 精神医学

 人間の壊れ方を調べるために、集中的に精神医学関係の本を読みました。また、心理学関係や催眠術関係の本も若干読みました。

 いろいろと有意義な情報が手に入り、人間の精神の壊れ方に関して立体的にイメージできるようになりました。専門書が多かったので、やたらお金が掛かりました。


● 映画、演劇関係

 定期的に映画関係の本は読んでいるのですが、今年は少し領域を広げて演劇関係の本も読み進めました。

 「読むだけではなく、実際にその場に身を置いている人に意見を求めよう」ということで、友人で俳優のryouta氏とメールのやり取りをしながら、現場の人が何を考えているかを尋ねていきました。

 映画、演劇、小説など、異なった分野の創作に関する本に目を通すことで、メディアの種類による視点の差や、メディアの特性などが浮きあがり、今まで意識していなかったことが見えるようになりました。


● 小説

 今年は、いつもの年よりは少し小説の比率を増やしました。

 数年前に、直木賞を獲った本をダンボール一箱分買い、一部を読まずに放置していました。そこで、それらの本を少しずつ読み進めました。

 まだ直木賞受賞本は数冊残っているので、これは2006年も継続していくつもりです。

 また、本に関して信頼できる人たちから薦められた“極めて面白い本”を順次消化していきました。

(のごさん、らじさん、M先輩ありがとうございます)


● 塩野七生

 塩野七生は相変わらず多いですね。司馬遼太郎の後釜ということで読み進めています。

 また、そこから派生して、カエサルの「ガリア戦記」や、マキャベッリの「君主論」などを読みました。


● 宇宙関係

 飲み会の席で松浦晋也さんの隣に座ったことを切っ掛けに宇宙熱が再燃。

 松浦晋也さんの本を読んだり、「ロケットまつり」に行ったり、宇宙関係の本を久しぶりに購入して読むことになりました。



 以下、2005年に読んだ本です。2004年の読書の総括が12月19日だったので、微妙に2004年の本が数冊混じっています。

 2004年の12月20日〜2005年の12月31日までに読んだ本は99冊でした。

 100冊届かなかったです。読書力低過ぎです。がっくり。

 2005年は、読了日をメモするようにしたので、各月の読書濃度の差が見えて面白いです。読書数が多い月は、“読書週間”(本を読むだけの1週間を過ごす)などを設けている月です。

 また、ブックスタンドの”ほんたった”を8月10日に購入したのですが、それ以降、読書量が若干増えています。

 視界に入るところで、常時本が開いているのはかなり便利です。

 以下、本の★の評価は下記基準に従います。

★☆☆☆☆ 面白くなかった
★★☆☆☆ 普通
★★★☆☆ そこそこ面白かった
★★★★☆ 面白かった
★★★★★ 極めて面白かった



● 2004年12月(4冊/計4冊)

◆ローマ人の物語14 パックス・ロマーナ(上)
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★★★★☆
(塩野 七生)

◆ローマ人の物語15 パックス・ロマーナ(中)
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★★★★☆
(塩野 七生)

◆ローマ人の物語16 パックス・ロマーナ(下)
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★★★★☆
(塩野 七生)

 アウグストゥスは燃えます。若い身空でカエサルに後継者宣言をされて、その継承に胸を打たれて人生を特化させて生きる。

 非常に老獪でありながら純粋な精神。その二面性がアウグストゥスの魅力だと思います。


◆古代国家と軍隊
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(★★★☆☆)
(笹山 晴生)

 なかなか面白い本でした。

 日本の古代社会での軍隊がどういう変遷をたどったか。そして天皇一族がどうやって保身を重ねていったかをまとめた本です。

 歴史的経緯を何も調べずに天皇制を賛美するような人は、こういう本を読んで歴史を勉強して欲しいと思います。



● 2005年01月(2冊/計6冊)

◆2005.01.25 竜とわれらの時代
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★★★★☆
(川端 裕人)

 読んだ直後と、それから数ヶ月経った後では評価が変わった本。

 恐竜と宗教と科学がテーマの本です。恐竜と科学については、非常に評価が高かったものの、宗教に関しては評価が低かったです。

 しかし、本を読んだ数ヶ月後に、無神論者から有神論者に転んだ人の言動を見る機会があり、「身の安全のためには、この程度で止めておくのが正しいだろう」という判断に至りました。

 また、この本を読んでいる最中に、この本の表紙を描いている画家の小田隆氏(恐竜の復元画を手掛けている)に偶然会う機会を得るなど、リアルな人生で非常に有意義だった本です。

 この本をすすめてくれたのごさんには、非常に感謝しています。でも、川端裕人氏の傑作は、「夏のロケット」と「リスクテイカー」であるのには変わりはありません。


◆2005.01.25 ゲーム探検隊
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(★★☆☆☆)
(赤桐 裕二/南雲 夏彦/草場 純/本間 晴樹)

 私の個人的基準として、「事例紹介と、その事例から求められる経験則」は、読み物としては楽しめるけど、高い評価は与えないという原則があります。

 数字や資料的裏付けがあり、その数字や資料が妥当だと判断すれば評価は高くなります。

 私の個人的趣向が、普遍性を求める方向性なので。

 リアルで会ったことがある人の書いた本なので、高い★を付けたくなる気持ちはやまやまなのですが、私の原則をねじ曲げる気はないので、こういう評価になっています。

 いろいろと古いゲームの解説が載っていて楽しめましたが、ゲームの分析に関してはもっと深く踏み込めるという印象を持ちました。新たな発見は少なかったです。

(続く)
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