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[音楽] 関係の記事 前回までの粗筋。
50年代、白人であるエルビス・プレスリーが人種を超えた音楽の融合を果たした。60年代、最強の使者ビートルズが世界を制覇した。70年代初頭、3Jが相次いで死にロックが終わった。
しかしロックは死ななかった。芸術性に目覚めたロックはやがて異形の怪物へと進化する。グラム・ロック。グラマラスなロックが胎動を始めた。そして、ロックは音楽性を高めていく。70年代。物質的に豊かになった聴衆の要望とともに、ハイクオリティーのサウンドが作られていく。
そして、ロックはさらなる高みに向かう。プログレッシヴ・ロック。それは飛翔と呼ぶに相応しかった。だが、ロックとは、元々そういった地点を目指すものだっただろうか? 高みに向かうということは大量の脱落者を生むということだ。
そんなロックに対してロックが反旗を翻した。1970年代半ば──パンク登場。ロックは、その底辺から新たな命を誕生させた。
今回の粗筋。
80年代。ロックは暗黒時代に突入する。この頃、「サントラ映画」が多く作られる。人々の音楽に対する嗜好は変わっていた。踊るための音楽──豊かになった人々は、自らが主人公として音楽を楽しみ始めた。
そして神格化されたスターたちは消えていった。音楽業界は不況に突入する。その打開策が、映画と音楽の融合だった。そして「産業ロック」と呼ばれる、レコード会社の言うままに作った様に見える音楽が量産されるようになった。
……という粗筋でしょうか? なんというか、アメリカが最も華やかだった時期、バブル状態の印象です。
というわけで、今回の「Youtubeでたどるロックの歴史」は、以下のラインナップです。
■ 14 80年代の幕開け
■ 15 ロック不況対策
以下感想は、私個人のものです。世間の評価とは関係ない個人の感想なので、その点はご理解ください。
■ 14 80年代の幕開け● ビージーズ(The Bee Gees)
・活動期間は、1958(1960年代)〜2003年。
□Youtube - “The Bee Gees”の再生リスト□Wikipedia - ビージーズ 聞き心地がよい感じ。上品でおだやかな感じ。
■ 15 ロック不況対策 中堅バンド。産業ロック。
● ジャーニー(Journey)
● REOスピードワゴン(REO Speedwagon)
● サバイバー(Survivor)
● ジャーニー(Journey)
・1973年、結成。
・1986年に発表したアルバムのツアー後、活動を打ち切る。後に復活。
□Youtube - “Journey”の再生リスト□Wikipedia - ジャーニー (バンド) 耳に心地よいが、突き抜けた感じはない。
● REOスピードワゴン(REO Speedwagon)
・1968年、結成。
・1971年、デビュー。
・1991年、解散。
・1992年、再結成。
□Youtube - “REO Speedwagon”の再生リスト□Wikipedia - REOスピードワゴン 優しく、温かい感じ。それほど好みではない。
● サバイバー(Survivor)
・1977年、結成。
・1980年、デビュー。
・1982年、「ロッキー3」の主題歌「アイ・オブ・ザ・タイガー」でヒット。
□Youtube - “Survivor”の再生リスト□Wikipedia - サバイバー (バンド) 「アイ・オブ・ザ・タイガー」っぽい曲ばっかりに聞こえてしまう。ちょっと暗い感じに思える。