Topic : なぜリソース不足が起こるの?(リソースの解説)
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リソースのメーターを見ていると、だんだんリソースが少なくなっていくんだけど、なぜリソース不足は起こるの?
後リソースについても、もっと教えて欲しいの。
そもそもリソースというのは、物理メモリーの一部です。
ただし、非常に重要なデータを扱う場所なので、OSしか触れないようにしてあります。
まあ、「社長さんの家の金庫の中の秘密のお金」みたいなものです。
「一般社員(OS以外のソフト)」が「社長さん(Windows)」の家に行っても中身は触らせてくれません。
まあ、当然ね。私が社長さんなら触らせないわ。
しかし、まあ何と言うか。
不具合の多いことで有名なOS、Windowsです。
この「社長さん(OS)」、起きている時間が長いと色々と間違ったことを口走り始めます。
ずっと寝ずに起きていて金庫のお金をこっそり出し入れしているうちに計算が合わなくなってしまうのです。
この計算間違いが積もり積もると・・・
(ドラマ篇始まり)
社長 「おかしいなあ、最近金庫のお金の計算が合わないぞ」
一般社員 「社長、お願いしたお金は用意できましたか?」
社長 「おう、まかせておけ。でも金庫の中身がぐちゃぐちゃになってるしなあ。おかしいなあ」
一般社員 「社長、大丈夫ですか? もうだいぶ長い間起きていますよ。そろそろ寝むられた方がよいのではないですか?」
社長 「いやいや、まだまだ大丈夫。まかせておけ。きぃー! むきぃー! ばたんキュー!」
一般社員 「大変だ。社長が倒れてしまった。救急車よ~!」
(ドラマ篇終わり)
となってしまいます。
なので、ときどき社長に眠ってもらって、金庫のお金の計算間違いを「なかったこと」にしてしまいます。
(ドラマ篇再び始まり)
社長 「いやー、寝たらすっきりして、金庫の計算もうまくいったよ」
一般社員 「おおっ、社長が再起動された!」
(ドラマ篇終わり)
かくして、Windowsでは長く使っていると「再起動」が必要になります。これは、リソース関係の不具合が原因になっています。
ちなみに、メモリーは普通、動的に空いているところを使ってデータの出し入れをおこなっています。
リソースでは、「メモリー上の番地」を固定して、他のソフトから一切触れないようにしています。この「固定した番地」を使って、データを正確に出し入れしているわけです。
でも、「Windows(社長さん)」はうっかりものなので、それでも間違ってしまうわけですね。
「社長さん、しっかりしてくださいよ!」
と、「Windowsユーザー(お客さん)」は、はらはらドキドキの、毎日を送っているわけです。
※ Windows NT系列のOSではこういうことはありません。