映画「武器よさらば」のDVDを四月下旬に見ました。
うーん、まあ、面白くないことはなかったけど、なんだかなという感じの映画でした。
戦争系反戦映画だと思ってみたら、単なるラブストーリーでした。単純なラブストーリーなんか見せられてもなあ。
血脇肉踊らされたり、驚愕させられたり、唸らされたり、凄い物を見せられたり、職人芸を体感したり、そういったものを期待して映画を見ているのに。
そういう意味では完全に外れでした。
ヘミングウェイの原作を読んだことはないのですが、これはどうなんでしょうね。
「原作に忠実な映画化ではないのでは?」というのが、映画を見た印象でした。
これなら、「西部戦線異常なし」のほうが1000倍面白かったです。「西部戦線異常なし」は、いい反戦映画でした。
以下、粗筋です。
第一次大戦に参加したアメリカ人将校は、ヨーロッパの軍属看護婦に恋をする。
彼は一時的に負傷し、看護婦との恋を燃えあがらせる。しかし、再び戦場に行き、連絡が断たれる。
主人公は彼女に再会するために、脱走兵となって会いに行く。
せめてもの救いは短い映画だったことです。
もっと面白い映画を期待していたのに残念でした。
いやまあ、まったく面白くないことはないのですが、私が求めている要素は欠片もなかったので。