去年、延々と開発していた『Little Land War SRPG』をSteamで公開しました。1週間はローンチ割引がありますので、よければご購入いただければと思います。
シンプルなUIでサクサクと進むSRPGです。敵の重要ユニット(指揮官や旗)を全て倒せばステージクリアです。逆に、自軍の重要ユニットは1つでも倒されれば敗北です。
20ステージ入っており、そのうちのいくつかは闘技場的に遊べるように、プレイ毎にマップや配置が変わります。これらのステージ用に自動生成プログラムを書いています。
今回は、マップに2つの工夫を入れています。
1つはアイコンマスです。弓(遠隔武器の射程アップ)、剣(攻撃力アップ)、盾(防御力アップ)、薬(毎ターン回復)のマスがあります。これらのマスがあることで、視覚的に有利なマスが分かるようになっています。
もう1つは抜け道です。道よりさらに高速に移動できます。SRPGで広めのマップを作ると移動が面倒なのですが、抜け道で高速に移動できることで、「背後に回り込んで攻撃」みたいな作戦と、テンポのよい進行を同時に実現するようにしています。
UIについては、可能な限り情報量を間引くように工夫しました。SRPGは、じっくりと数値を見てゲームをすることが多いのですが、そうするとどうしてもテンポが悪くなります。そのため、必要最低限の情報を表示するようにして、プレイの手が止まらないようにしました。また、それでゲームが遊べるような設計にしました。
開発については、今回初めて Unity を利用しました。Unity でのゲーム開発は初めてだったのですが、だいぶ詳しくなりました。SRPGを0からプログラミングしています。1万3000行以上のコードを1人で書きました。
グラフィックについては、画像の作成に Stable Diffusion を利用しました。背景画像やキャラクター、アイテム、UI部品のテクスチャーに画像AIを利用するという最新の試みをしています。そのために、Stable Diffusion による生成をかなり研究しました。
というわけで、久し振りにガッツリとゲーム開発をした作品になっています。是非、プレイしていただければと思います。よろしくお願いします。