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2008年06月26日 20:24:32
リトル・ミス・サンシャイン
 映画「リトル・ミス・サンシャイン」のDVDを五月上旬に見ました。

 2006年の映画で、監督はジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス(夫婦のようです)。脚本はマイケル・アーント。

 小品ですが面白かったです。

 たまにこういった“ぐたぐた感漂うハートフルな話”を見ると心が和みます。



 話の筋としては、娘(小学生低学年ぐらいか?)が、「リトル・ミス・サンシャイン」という子供向けミスコンに参加するというだけの話です。

 そして、そこまでに行く間を描いたロードムービーです。

 娘の家族全員で、車に乗って遠方まで行きます。そして各人がどんどん不幸スパイラルに入っていき、ドン底まで行った時に、開き直って家族愛に目覚めるという話です。

 非常に分かりやすいベタベタな展開です。

 でも、それがよかったです。

 特に、各人各様の不幸っぷりが素敵でした。



 この作品は、各登場人物(家族の構成員)のキャラが立っていてよかったです。

 特におじいちゃんは、最後にいいところを持って行き過ぎです。Good Jobという感じです。やってくれたなと思いました。

 でもまあ、中心にいるのは幼い娘です。

 この子なのですが、ミスコンに出場する設定のくせに、ちょっとやばいんじゃと思うぐらいぽっちゃりしています。

 正直、最初に出てきた時、「この年で妊娠?」と思いました。そしてその直後「いくらなんでもそういった設定ではないだろう」と思いました。

 たんに太っているだけでした。

 お腹周りだけ、以上に太いです。

 まあ、この体型でミスコンに出場する辺りが、終盤の展開の条件付けになっているのですが。

 しかしこの子の体型は、「痩せた方がいいんじゃない?」と本気で心配になりました。



 以下、粗筋です。(大きなネタバレはなし。終盤まで書いています)

 娘が「リトル・ミス・サンシャイン」という子供向けのミスコンに参加することになった家族。

 その一家は、かなりごたついた状態だった。

 父親は、成功するための行動パターンを研究して本を出版しようとしている“成功とはほど遠い”研究家。

 母親はそんな夫を支持しており、息子は、そんな“負け組を否定する両親”に愛想をつかして無言の行に入っている思春期の少年。

 父親の父(娘の祖父)は、エロとヘロインが大好きなじいさん。

 母親の兄で、急遽居候することになった元大学教授は、ゲイで失恋して自殺未遂を起こした人物。

 彼らは娘のミスコンに参加するために、おんぼろ車に乗って家を出発した。

 しかしその途中、各人各様に不幸が舞い込み、全員ずたぼろの精神状態になりながら会場にたどり着く。

 彼らの頭にはもう、娘をミスコンに参加させることしかなかった。だが、そのミスコンが、明らかに娘のためにならないと知った時、彼らは一致団結して意外な行動に出ることになる……。



 個人的には、息子と伯父の微妙な目線での会話がよかったです。

息子(無言)「ほら、またこれだよ」

伯父(無言)「いつも、こんななのか?」

息子(無言)「ああ、そうだよ」

伯父(無言)「君に同情するよ」

 こういった目線だけの会話が随所に挟まれます。

 これがなかなか楽しいです。

 こういった会話が成立するように、家族の中に異物(伯父)を紛れ込ませているのは、上手い設定だなと思いました。

 家族だけでは、こういった会話が行われず、状況説明が一切できなくなってしまいますので。



 予算的にも内容的にも小品に属する作品だと思いますが、なかなか面白かったです。
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