2003年11月08日 18:40:12
クエンティン・タランティーノという名前の経緯が最初に書かれています。凄い母親だ。
それはともかく、先週の日曜日にキル・ビルは見る機会がありました。世間では賛否分かれているようですが、普通に面白かったです。
映画の構成は、普通のストーリー物の映画のつくりではなく、アクションシーンをフラッシュバックのように並べて配置した感じでした。
映画を話で追う見方をする人には辛いかもしれませんが、映像をシーンで分割して見る人には個々のシーンを楽しめる映画になっているなと思いました。“フラッシュ・バック”と書いたように、ストーリー部分はごっそりと削り落とされていますので。
映画によっては、ストーリー重視で演技力などを前面に押し出しているものもあるのですが、そういう映画でよく眠りこけてしまう私には、キル・ビルはすかっと爽快で見やすかったです。
間に入るオーレンの若かりし頃のアニメシーンも違和感がなくよかったです。あのアニメに出てくる女の子が、ルーシー・リューになるのは納得がいかないのですが。アニメの方がかわいいし。というか、ルーシー・リューの左目は斜め45度に切れていて、アップではかなり怖かったです。チャーリーズ・エンジェルでは気にならなかったのですが。
アクションではGOGO夕張の鎖鉄球のシーンが面白かったです。鎖の軌道を足で変えるアクションの部分がよかったですね。日本刀を抜いた時に鳴るキュイーンという音もよかったです。
後は他のサイトであまり書かれているのを見ていないのですが、植物状態の不妊状態になった女性をお金を取って犯しているシーンはもっと話題になりそうなのにと思いました。最近だと、マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルズで、植物状態の女性を医者が犯して妊娠させるという話がありました。キル・ビルとリンクしているのかなあと思いました。
映画自体は絶賛ではないけど、悪くもない、普通に面白かったという感じでした。個人的には、音楽とシーンの組み合わせはクールでよかったです。最後のオーレンとの闘いの、初めのロック風の音楽はうまいなあと思いました。