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2004年09月10日 07:16:58
昨日、友人の「のご」さんと昼間から酒を飲みながら映画鑑賞会をやっていた。ただ見るだけではなく、観賞後に感想をぶつけあうのですこぶる面白い。こういう視点での見方もありか、やはりこれはこう思うよな、どこを直せばよくなるか等、色々と語り合う。
その後食事を食べに行って、少し前に流行ったタイプ別性格判断の話で盛りあがった。
http://www32.ocn.ne.jp/~emina/
この話の流れで、子供の頃のそれぞれの行動パターンを話したのだが、この中で面白かったのが、目的地へ行くときの道の通り方。
のごさんの場合は、地図を見たりして、最短経路を探して目的地に行く。対して私は、その日の気分で、ありとあらゆる道を試してみる。取り敢えず自分が知らない道がなくなるまでは、ぶらぶらと、長かろうが、短ろうが、遠回りになろうが関係なく試してみる。知らない道があると、損をしたような気になるからだ。早く行くことが主眼でなく、道を知ることが主眼の通り方だ。
この行動パターンは成人後にも影響しているようで、飲み屋に行ったときの行動パターンにも反映されている。
のごさんは、店のマスターと仲良くなり、マスターからおすすめの料理を聞いて、それを食べようとする。私は数日かけて通い、メニューを端から全て頼んでいく。当たりを引くことが目的ののごさんに対して、私は全体を把握することが目的になる。
三つ子の魂百までというが、本当だなあと思う。
あと、道の通り方に関して、私は子供時代、親から「鉄砲玉」と呼ばれていた。家から出したら最後、家に戻ってこないからだ。たいていお使いに出すと家に戻ってこない。
商店街に物を買いに行かせると、180度方向の違う本屋に寄り、本屋が閉店するまで帰ってこない。道の途中に本屋があるわけではない。意図的に本屋に行って、戻ってこないように思われていたが、道の経路が一定である必然性を感じない私にとっては、それも普通の道順だったりする。真っ直ぐ歩かなくとも、最終的にたどりつけばよいと思っているので。
こういう性格なので、旅行に行く時も適当である。チケットなども極力取らないし、その場の流れで、どうとでも予定を変えてしまう。時間配分もそのときの興味にまかせてしまう。
父親はきっちりとスケジュールを決めるタイプだったので、私の行動パターンはよく父親をイライラさせた。その父親を見ながら「父親が怒りながら旅行をするのも旅行の選択肢の一つだよな」とその様子を観察していたので、嫌な子供だったと思う。だから怒られても堪えない。数ある道の一つぐらいにしか思っていないので。
「柳井さんが自分の子供だったら、私、速攻でハゲますよ」と、のごさんに言われた。