2005年05月12日 01:20:37
本文は長いので、以下、メモしておいたところを抜粋要約。内容は本文を読んでください。読んでおいた方がいいです。
●日本では憲法は「天皇が与えた欽定憲法」として成立したから、日本では誰も、西欧では常識の「憲法は国民の側から権力者に与える命令」という発想をいまだにのみこめない人のほうが多い。
●近代国家の原理をよく理解していなかった当時の為政者たちは、十七条憲法を憲法の原型とする発想から抜けきれず、十七条憲法的な道徳命令なしでは欲求不満を感じた。
●いまの自民党改憲派政治家たちは、明治時代の権力者ですら避けたことをあえてやりたがっているウルトラ復古主義者。
●憲法は、国民の義務規定集ではなく、為政者の側が守るべき約束集。
●日本の憲法は、国際連合ができた直後に国連憲章の精神を受け継いで作られた。そのため憲法第9条一項は国連憲章第1条と第2条に酷似している。
改正になるならともかく、現状ではその気配すら見えない状況です。私は憲法改変に反対です。