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2005年05月20日 03:26:01
(mixiに書き散らした文章からの修正転載)
女性と男性の思考方法の違いから、なぜ女性が「おばさん」化するのかという話が始まり、それは環境の影響が強いのではないかという話がありました。
コメントのやり取りを使い、うだうだと「おばさん」化について考察したので整理して転載します。(ここでの「おばさん」は、オバタリアンなどと過去に呼ばれていたようなおばさんのことです)
実際にデータを取っていないので、推測の域を出ないものです。思考のお遊びだと思って笑って読み流して下さい。
以下その考察です。
女性の「おばさん」化の主な理由は、出産と育児の形態の変化にあると思います。その前提条件として、移動型の狩猟採集民から定住型の農耕民への生活形態の変化があります。
移動型の狩猟採集民では、母親は基本的に1人ずつ子供を育て、手が掛からなくなったら次の子供を作っていたそうです。そのため、男性と共に働きながら移動する生活だったと想像できます。そういう社会形態では、「おばさん」化しにくそうです。(共働きなどでバリバリ働いている女性が「おばさん」っぽくないのと同じように)
それに対し、定住化と農耕化により、女性は子供を連続して生むようになりました。その結果、育児の時間が増大し、社会や家からあまり離れられなくなりました。また、一生涯での行動半径も極端に狭くなりました。
これらのことから、変化に乏しく、固定の人達と人生の長い部分を折り合いをつけていかないといけないという生活環境になりました。
定住型農耕民になった環境の変化から、女性は周りの人間関係のストレスを受け流すために、言動が矛盾していても気にしないような行動パターン(おばさんの特徴の1つ)が有利になったと思われます。
人間が植物を作物化して、動物を家畜化したのと同じように、人間の男女自身も定住型農耕社会に有利な人が残りやすくなったのではないかと思います。
また、ただ単に、環境で人格形成がされるだけで、遺伝的な相違はないのかもしれません。
どちらにせよ、こういった社会形態の変化が「おばさん」化の後押しをしている気がします。