2005年10月31日 08:56:54
映画「ムーンウォーカー」のDVDを10月初旬に見たので感想です。
そもそも私はマイケル・ジャクソンのファンだし、本作は物凄い好きで、これまでの人生で何度も何度もビデオを見ているので評価が高いです。
当然、DVDを購入して見ています。おにたまさんの日記で、今年の9月2日にDVD化されたのを知ったので即買いしましたので。
ちなみに、私がこれまでの人生で数10回見た映画と言えば「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」、そしてこの2作に比べると回数はだいぶ少ないですが「ムーンウォーカー」です。
DVD化ということで、久しぶりに見た感想ですが「やはりマイケルは凄かった」です。もう、最高!
マイケル・ジャクソンを好きでも何でもない人でも、この映画を見れば「マイケルは天才である」ことがよく分かります。最も輝いていた時期のマイケル・ジャクソンの、ほとばしりでるイマジネーションが洪水のように目の前に展開する映画です。
本作は分類するならば「ミュージカル映画」なのですが、そういったジャンルでくくれない異常さがあります。音楽、映像、ダンス、展開、どれをとっても尋常ではないです。オンリー・ワンの才能とは、こういったことを言うのだと教えてくれます。呆然として見とれ、そして興奮すること間違いなし。
まだこの映画を見たことがない人は、うちに来たときに言ってください。喜んでお見せしますので。
これから先の人生で、まだまだ見る気まんまんです。
さて、粗筋を書くことにほとんど意味がない本作なのですが、一応書いておきます。
映画は、前半と後半で大きく分かれます。
前半1:「マイケルの素晴らしさを観客に伝導する」
前半2:「スーパースターマイケルがファンに追い回される」
後半1:「マイケルが子供たちと戯れる」
後半2:「子供とマイケルが、世界規模の悪役の計画を知ってしまう」
後半3:「マイケルと子供たちが必死に逃げる!」
後半4:「マイケルの反撃 マイケルがロボットに大変身!」
後半5:「帰ってきたマイケル! 子供たちをコンサートにご招待」
こんな感じです。相当端折っているように見えますが、ストーリーはこれ以外何もないです。
この粗筋と関係があるのかないのか微妙な部分も含めながら、歌と踊りと映像が「これでもか! これでもか!」と展開します。厳密に言うと整合性が取れてないシーンも多々あるのですが、そんなものは全く関係ないと思わせる圧倒的なパワーがあります。
「そこに天才が一人いるだけで映画が成立してしまう」そんな感じです。
オープニングはいきなり「マン・イン・ザ・ミラー」の感動的なシーンから始まり、ジャクソン5時代からのマイケルのヒットナンバーがダイジェストでオンパレード。マイケルがファンに追い回されるシーンでは「スピード・デーモン」の曲に乗せてクレイ・アニメが大展開。
後半の山場は大きく2つ。1つは「スムース・クリミナル」の超絶ダンスシーン、そしてマイケルのロボットへの変身。途中、チェイスシーンが長過ぎるという難点もあるのですが、ともかく圧巻です。
こういった感想を書くと、「マイケルのファンだからだろう」と思われる人が多いと思いますが、私はこの映画辺りからマイケル・ジャクソンという才能のファンになりました。
なので、マイケルが好きだから「ムーンウォーカー」が好きなのではなく、「ムーンウォーカー」に圧倒されてマイケルに転んだ口です。
まだこの映画を見ていない人は、こういった作品もあるのだということを、ぜひ見て欲しいと思います。いやもう本当に。