2005年11月11日 13:31:07
映画「キル・ビル2」のDVDを10月の中旬に見ました。
「キル・ビル」の1は映画館で見たのですが、2はなぜかDVDで観賞。1のような破天荒さはないですが、きっちりと面白いものに仕上がっていました。
(今回、ストーリーは割愛。ネタバレにしかならないので。)
1は「日本ネタ」満載でしたが、2は「カンフー映画ネタ」の方に傾いた復讐劇という感じでした。
何と言うか、「ある技が必要になった瞬間、そのキャラの過去が明かされる」という展開は相当強引だなと思いました。その「取って付けたような話」が、そのあとの因縁に繋がったりして、単なる一発ネタで終わらなかったりもします。
そのため、「何でもあり」という印象が強かったです。
まあ、だからといって、そのせいでつまらなくなっているわけではなく、むしろ面白くなっているのでよいのですが。
マンガなどで、「ピンチに陥るとなぜか昔の修行時代を思い出す」のと同じ方式です。あの、「作者は絶対、連載の途中でそのネタ思いついただろう」という話の展開方法です。……キン肉マン?
微妙にシン・シティとネタがかぶっていたりもして、監督間の繋がりも考えると「そういうことなのか?」と妙に深読みしてしまいました。
終盤のビルとの対決(「キル・ビル」=「ビルを殺せ!」なので、ネタバレでも何でもない)のくだりは、「こう持ってくるか」「非常に上手いな」と感じました。
「最後までどうなるか分からない」というハラハラ感を演出しながら、ビルの動機について納得できるオチが用意されていました。
なかなか面白かったです。
「映画館で見ておけばよかった」とは思いませんが、「DVDで見て十分楽しめる」映画でした。