映画「モダン・タイムス」のDVDを10月の中旬に見ました。
チャールズ・チャップリンの代表作の1つです。
それなりには楽しめましたが、映画としては「独裁者」の方が面白かったです。
以下、粗筋。
工場で働いていた主人公(チャップリン)は工場を首になり、いろいろな誤解の末、刑務所にいれられる。
刑務所から出てきた主人公は景気の傾きもあり、無職の浮浪者となった。
また、街には貧困のために盗みを行なっている少女がいた。彼女は父親が死に、妹と弟は施設に連れて行かれる。そして、彼女だけが逃げ出して路上生活者となっていた。
主人公と少女は出会い、人間らしい生活を求めて仕事を点々とする。だが、2人に幸運はなかなか訪れなかった。
テンポのよいギャグでオブラートに包みながら、労働者視点で社会に対する疑問を投げ掛けるという作品です。
ギャグのキレや話の展開、面白さに関しては、前述の通り「独裁者」の方が上です。
今回この映画は、音楽に注目して見ました。数ヶ月前にラジオで音楽家が「作曲家としてのチャップリン」という内容の特集番組を行なっていました。その方は「作曲家としてのチャップリン」のファンということでした。
なるほど、音楽いいですね。そういった方面で注目しながらチャップリンの映画を見てはいなかったので参考になりました。
最後の方のデタラメ歌なんかは、最近でもラップでカバーされていたし。けっこうチャップリンの曲は耳にしているのかもしれないなと思いました。
さて、以下は特殊感想。
「モダン・タイムス」は、前述のような「貧困にあえぐ労働者視点」の映画なのですが、もう1つ視点があります。
それは「ロリータおやじによる、幼女てごめ映画」です。
本作のヒロインは、未成年の背の低めの女の子です。そのヒロインと浮浪者の主人公は仲良くなり、一緒に住むようになり、行動をともにします。
よくよく考えなくても、相当怪しい設定です。
このヒロインは、背は小さいですが、胸はある程度出ています。でも、役柄的には幼いという設定の演技をしています。たぶん、中学生〜高校1年ぐらいの設定かと思われます。
しかし、私はこの年齢設定は、もしかしたらチャップリンのなかではもう少し下で、巨乳小学生なのではないかと思いながら見ました。
少なくとも、ロリータ視点の映画であるというのは強烈に分かります。少女の描き方に、そういう臭いがあります。
そこでネットで調べてみたら、やはりチャップリンはロリコンらしい。小学生高学年〜中学生ぐらいが好みみたい。あー、やっぱりそうなのか。映画自体から、その雰囲気がにおい立っていたし。
そういうわけで、映画の途中から、表のテーマなどそっちのけで、こっちの視点で見ていました。そういった視点では非常に面白い映画です。十分、楽しませていただきました。眼福、眼福。
余談1:
この感想をmixiで書いたときに教えてもらったのですが、やはりヒロインはチャップリンの好みだったようです。以下、コメントから情報を。
・少女役のポーレット・ゴダードは、共演後チャップリンと結婚し、6年後離婚
・生涯に4回結婚したチャップリン3人目の奥さん。
ネットで検索したら、なぜチャップリンがロリコンなのか、解説しているページなどもあり、興味深かったです。
・
チャップリンとフェラチオ・
チャップリン
余談2:
この感想をmixiで書いたあとネットで調べていると、チャップリンは「チャーリー・チャップリン」と「チャールズ・チャップリン」の2表記がありました。
私は前者が一般的だと思っていたのですが、Charles Spencer Chaplinが本名なのですね。知りませんでした。