2006年01月07日 21:26:26
映画「博士の異常な愛情」のDVDを12月の初旬に見ました。
えー、「博士の”異常な愛情”」という邦題から、マッドサイエンティストが大活躍する映画を想像していたのですが、全然違っていました。
登場人物のなかに、「Dr.Strangelove」というドイツ人がいるだけで、マッドサイエンティスト映画ではなかったです。残念。
原題も「Dr.Strangelove Or:How I Learned To Stop Worrying And Love The Bonb」ですし。
映画の感想自体は「まあ、古い映画だしこんなものか。ネタにはなるけど、特に面白いわけではない」というものでした。
以下、粗筋。
第二次大戦後の冷戦時代。アメリカ合衆国とソビエト連邦は核を保有し、いつでも相手に報復できる体制を整えていた。
しかしその均衡は突如破られる。
気が狂ったアメリカ空軍将校が、ソ連への核攻撃の指令を発したのだ。
彼が命じたR作戦は特殊な作戦だ。命令を受けた戦略爆撃機は、敵からの謀略を防ぐために、暗号コードを受け取るまで一切の通信が遮断される。
この暗号コードは、狂人の将校しか知らない。
大統領は全面核戦争を止めるために緊急会議を開く。
その席にはソ連の大使も招かれる。大使は、「核爆弾が落ちると、ソ連で開発した“人類皆殺し兵器”が作動してしまう」という。
大統領は、兵器開発に詳しい「Dr.Strangelove」に、そういった兵器が存在するのかと尋ねる。博士は「作るのは簡単。しかし、それを抑止力として使うには、その存在を公表しなければ意味がない」と答える。
ソ連の大使は絶望的な表情で語る。「その情報の公開は、来週の月曜日に行なわれる予定だった」と。
人類滅亡の危機に直面した大統領やその周辺の者たちは、事態を収拾すべく最大限の努力をする。
大統領が頑張ります。
戦争をする気まんまんの空軍の将軍(狂う将校とは違う人)を否定しながら、とても頑張ります。
バランス感覚がある人は、極限状態では苦悩するなと思いました。