映画「ザ・リング」のDVDを五月中旬に見ました。
邦画のリングをハリウッドでリメイクした奴です。ナオミ・ワッツが出ている作品です。原作とオリジナル版はだいぶ前に見ています。
結論から言うと、けっこうまともにできている。ちゃんと面白かった。
でも、ラストはオリジナル版の方がいい。もっと言うと、ラストは原作が一番いい。
思ったほど改変がなされていなかったのですが、ラスト(オチ?)のまとめ方がぬるい感じになっていました。
おかげで、原作の“リアルな罪悪感”がなくなっているのがもったいないなと思いました。
それ以外は、まあ及第点以上だと思います。
以下、粗筋です。とはいえ、ホラー系のミステリーなので、序盤だけです。(序盤のネタばれはあり)
呪いのビデオテープで女子高生が死んだ。
少女の叔母は、その原因を調べているうちに、同じ呪いのビデオテープを見てしまう。
彼女は昔の旦那にも協力を依頼して、ビデオテープを見せてしまう。そして、彼女の息子もビデオテープを再生してしまう。
彼女は、呪いを解くために、ビデオテープに映っていた人物について調べだす……。
やっぱり、原作の貞子のほうが強烈だよなと思いました。
貞子の設定では、アメリカ的にまずかったのだろうかと思いました。謎。それ以外のところは、かなり忠実に再現していたので。
貞子の設定を変えたために、いくつかの部分で話に無理が生じていました。なぜ、そんなことをしたのか謎です。
とはいえ、映画の出来自体は悪くないです。あくまで比較して評価した場合の話です。
どうでもいいですが、主人公の息子が強烈でした。話の展開を早めるためでしょうが、やたら頭がよくて特殊能力を持っている子供でした。
「そんな子供いねえ」と思いました。