2006年08月18日 17:39:21
地域社会システムとしての結婚が崩壊しているので、それに変わるなんらかのシステムが必要なのでしょうね。
結婚に付随して、少子化についても少し。
少子化自体は全人類にとって有益なことです。これ自体は適切な環境適応です。
しかし、国という単位では、軍事力の低下、軍事の代替としての経済力、労働力の低下に繋がります。そのため、選択可能性が低い解になっています。
いずれ破綻することが目に見えている人口増加問題を考えると、人類を激減させるための圧力が今後いっそう高まるはずです。
それは、環境破壊による生活レベルの急激な低下か、世界規模の戦争か、人口密度と移動力の増加による疫病の蔓延かは分かりません。
実際問題としては、複合的にいろいろと発生するでしょう。
人口の増加が起こった場合、積極的な削減策を施さなければ文明の崩壊(環境の荒廃)を招きます。
なぜならば、人類はネズミ算式に急激に増えることができますが、それを支える環境(生態系)はそんな速度ではその圧力に対応できません。
そして、砂漠化などの環境破壊を招き、破綻に至ります。
今まで文明の崩壊は、世界の特定の地域に限定して起こっていました。
しかし、輸送と通信が発達して、経済的に世界中が密接に絡まった現代では、文明の崩壊の“特定の地域”は、地球そのもののサイズになる可能性があります。
これからの世界の方向性として、全世界的な解決に向かうのか、鎖国的分断に向かうのか、軽度〜中度の文明崩壊が起こって人類の間引きが行なわれて圧力が減るのか、重度の文明崩壊が起こって根本的解決に至るのか、興味のあるところです。