科学技術週間のサイトでやっていた、「クイズに全問正解した人のなかから抽選で2000名様にプレゼント!」という企画でゲットした「科学技術映像集」のDVDを九月中旬に見終わりました。
抽選と言っている割には、私の周りで「外れた」という話を聞かないので、倍率はかなり低かったものと予想されます。
もしかしたら、少し多めに商品を出したのかもしれませんが。
□科学技術週間(2006年3月1日)
http://stw.mext.go.jp/20060301/ 中身は何かというと、サイエンスチャンネルで提供されている映像のなかからセレクションした科学番組です。ちなみに合計180分もありました。
□サイエンスチャンネル
http://sc-smn.jst.go.jp/
テレビを付けると思わずHNK教育を確認するような人には多分楽しいDVDです。
というわけで、私は食事のときに見たり、運動のときに見たりして楽しみました。
また、このDVDと一緒に手に入れたポスター「一家に1枚周期表」は、現在トイレに貼っています。
なかなかよいものなのですが、うちに遊びに来て、このポスターに興味を持った人はまだいません。世の中そんなものです。
ちなみに、このポスターのPDFファイルは、科学技術週間のサイトから入手できます。
□科学技術週間
http://stw.mext.go.jp/20060301/
以下、収録されていた番組の一覧と寸評です。
●1.自然にひそむ数と形
「不思議な数列」(15分)
「自然の中の幾何学」(15分)
フィボナッチ数列の話など、植物の葉や花の付き方を見せながら紹介。絵や動画で見せると分かりやすいです。
15分と一番組が短いので、要点のみでした。
●2.不可視を見る 〜驚きの赤外線・紫外線・X線〜(30分)
プリズムの話から始まり、どうやって赤外線を見つけたのか、そして紫外線を発見したのか、その実験方法も含めて紹介。
実験方法は、教科書で見たことがなかったので新鮮でした。
●3.隠し味はサイエンス! 〜パラケルススの科学レシピ〜 「発酵食品を食べる」(30分)
発酵食品、発酵と腐敗の比較、臭い食品のにおいの測定など、割と身近な話が満載。
ただし、出て来る二人の女性(お笑いコンビ?)が、ちょっと個人的に駄目でした。
酢が発酵食品というのは意識していませんでした。アルコール発酵、酢酸発酵で酢になると言われ、そういえばワインビネガーはその順番だなと思いました。
よくよく考えてみれば、この過程は化学の時間に習った気がします。学生時代の記憶は、遠い彼方に行っています(T_T
●4.科学王 King of Science 「遺伝子の謎を追え」(30分)
浅草キッドと女の子が遺伝子の話を紹介。
世界各地での血液型の偏りを見せたり(南米はほとんど一種の血液型なので、性格診断はできないよねーという話)、アルコールに対しての強さを簡単に判定する実験をしたり。
興味深かったのは、警察でのDNA鑑定の歴史の話題でした。
●5.ザ メイキング
「スクーターができるまで」(15分)
「コンタクトレンズができるまで」(15分)
工場での流れ作業を、ただ順に追うだけ。
「これを見て、どないしろというんだ」という感じの淡々とした映像でした。
非常にシュールでした。
●6.偉人たちの夢「レオナルド・ダ・ヴィンチ」(30分)
レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を追う番組。どの時期に何をしていたかが分かってなかなか楽しかったです。
でも、解説者の喋りがあまり流暢でないのが少し辛かったです。
どうでもいいですが、レオナルド・ダ・ヴィンチは「ヴィンチ村のレオナルド」という意味なので、「ダ・ヴィンチ」と略すのはどうなのかなといつも思います。
まあ、「尾張」と言えば織田信長なので、同じと言えば同じなのですが。
地名を言えば人を表わすということは、それだけレオナルド・ダ・ヴィンチが凄い人物だということなのでしょう。
以下、総評です。
15分の映像は、さすがにちょっと短過ぎて番組としてどうなのかなと思いました。一ネタ紹介して、それで終わりという感じでしたので。
対して、30分の映像は、企画をきっちり作り込めるのでそれなりに楽しめました。
個人的には、食事のときに流せるように、20分ぐらいの番組(15分より企画が入れられて、30分ほど長くない)が欲しいなと思いました。