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2006年12月03日 22:35:55
コン・エアー
 映画「コン・エアー」のDVDを十月上旬に見ました。

 ニコラス・ケイジが主演で、ジェリー・ブラッカイマーが製作の映画です。

 どうでもよいですが、ニコラス・ケイジはちょっと崩れたワイルドな格好をした方が似合いますね。

 元々顔が崩れているので、スーツを着たピシッとした姿は、顔の変さが際立ってしまうので。



 さて、「製作ジェリー・ブラッカイマー」でも分かる通り、「ジス・イズ・ザ・ハリウッド」という感じのハリウッド節ばりばりの映画でした。

 ジェリー・ブラッカイマーの映画のなかから、いくつか有名所を並べると、その方向性が分かると思います。

・ビバリーヒルズ・コップ
・トップガン
・バッドボーイズ
・アルマゲドン
・エネミー・オブ・アメリカ
・パール・ハーバー
・パイレーツ・オブ・カリビアン

「映画館に来たからには、お腹いっぱいになって帰ってもらいますよ」というジェリー・ブラッカイマーの声が聞こえてきそうです。

 こういったコテコテのハリウッド映画は大好きです。だって、映画館に行ったら、楽しみたいですから。

 こればっかりだと食傷気味になりますが、娯楽としての映画の魅力の一つの方向性として、高く評価しています。



 以下、粗筋です。

 軍の任務から帰って来た主人公は、妊娠した妻にちょっかいを出そうとしたチンピラを撃退して誤って殺してしまう。

 彼は服役し、妻は娘を生む。娘はすくすくと育ち、主人公は彼女に会うことを楽しみにしながら模範囚を続ける。

 そして、ようやく仮釈放となった彼は、囚人輸送飛行機(コン・エアー)に乗って、妻と娘の待つ故郷へと移動することになる。

 しかし、そこに、全米でも名の知れ渡った数人の極悪犯罪人が乗り合わせたことが、彼の運命を変える。

 凶悪犯たちはコン・エアーをハイジャックし、刑務所の職員たちを人質に取る。そして、乗り合わせていた麻薬捜査官を殺害する。

 主人公の囚人仲間は持病のせいで、定期的に薬を打たなければ死んでしまう。どうにか薬だけは確保したが注射器はない。

 また、捕らわれた職員のなかには女性もいた。飛行機には連続強姦魔もいる。

 主人公は、彼らの安全を確保するために、凶悪犯たちにわざと近付き、事体を好転させようとする。

 しかし、それは危険で困難な仕事だった。

 そして事体はさらに悪化する。途中の給油先で、さらに数人の凶悪犯たちが運び込まれてきたからだ。

 唯一の希望の光は、主人公の経歴と仮釈放の身であることを見て、“彼が警察側に荷担する可能性がある”と見抜いた捜査官の存在だった……。



 お腹いっぱいになるほど危機が勃発しまくって、それをバシバシと解決していきます。

 そして、いろんなものが爆発したり、ぶっ壊れたり。

 いやー、ハリウッドだ。単純に面白かった。ドカン、ドカンと面白かった。深みは、これっぽっちもないですが。



 さて、この手の映画の基本パターンとして、「閉鎖空間と周辺空間の切り分け」という場面設定があります。

 閉鎖空間というのは、今回の“飛行機のなか”や、「ダイハード」のような“ビルのなか”。

 周辺空間というのは、“その周辺で動く警察”などです。

 こういった構成にしておくと、物語を転がしやすいようです。閉鎖空間で物事が行き詰まると、周辺空間で話を進行させ、逆に周辺空間で動きが膠着すると、閉鎖空間で新しい事体を起こす。

 その切り替えを何度かやれば、それだけで話が進んでいきます。

 この場合、閉鎖空間か周辺空間のどちらかを固定的な場所にしてしまい、もう一方をどんどん変化させる場合が多いようです。

 例えば、今回の「コン・エアー」では、飛行機のなかはほぼ固定。その代わりに捜査陣が飛行機を追って動きまくります。

 対して「ダイハード」では、周辺空間の警察たちは固定化させ、ビルの内部にいるブルース・ウィルスが動きまくります。

 二時間という時間枠では、このどちらかを固定しておいた方が、観客に対して行なう説明が最小限になって、すっきりするのではないかと思います。

 単純にアクションを描く場合は、この構成が最適な気がします。その他のものを描く場合には、違うアプローチが必要になってくると思います。

「コン・エアー」は、そういう意味でも、王道な作りのアクション映画だなと思いました。



 さて、粗筋で少し書きましたが、コン・エアーは給油先で、新たな凶悪犯が追加されます。

 そのなかで、“最大のモンスター”として登場する連続殺人犯がいます。ハンニバル並の拘束具で登場するので、いったいどんな奴なのかとドキドキしながら期待してしまいます。

 そして、そのモンスターの顔を見た瞬間、目が点になりました。スティーヴ・ブシェーミ!?

□Google イメージ - スティーヴ・ブシェーミ
http://images.google.com/images?q=%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%BB%E3%83%96%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%9F&hl=ja

 凄い暴力的なアクションはまずないはず。いや、どちらかというと、凄い摩訶不思議な挙動ならあるかもしれない。

 いったい、どんな凶悪なことをやってくれるのか? いや、どんな滑稽なことをやってくれるのか?

 彼が登場するだけで、観客は疑心暗鬼に陥ります。

 凄いブシェーミの使い方だなと思いました。映画を見ていれば見ているほど、深読みをしてしまう。いるだけなのに、いろいろと考えてしまう。

 映画自体、面白かったのですが、個人的には、ブシェーミの使い方だけでも満足でした。

 しかし、最後にああ使うとは思ってもいませんでした。
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