映画「ハスラー」のDVDを十月中旬に見ました。
白黒の映画なのですね。見始めてびっくりしました。カラーだと思っていたので。
最近、またポツポツとビリヤードをしていたので、見ておこうと思って見ました。
以下、粗筋です。(ネタバレというほどではないですが、終盤近くまで書いています)
放浪しながらお金を稼いでいる天才的なビリヤードプレイヤーの主人公は、ある地方のトッププレイヤーに挑戦する。
しかし、丸一日以上ぶっ通しでの勝負で、精神力を削り取られ、破れてしまう。
彼は、その場所にいた、あるギャンブラーに「ボーン・ルーザー(生まれながらの負け犬)」と呼ばれる。
それから主人公は、女を作って転がり込み、自堕落な生活を始める。
彼は、勝負のときに出会ったギャンブラーに再会し、彼から「俺の取り分が75%なら、再戦する資金を出してやろう」と提案される。しかし、主人公は断わる。
だが、チンピラに両手の親指を折られた彼は心を変える。そして、資金の提供を受け入れて、再戦することを約束する。
ギャンブラーは、再戦資金を稼ぐために、まずは違う相手との勝負をセッティングする。主人公はその場に行き、富豪相手に勝負をする。
彼はそこに恋人を連れていく。だがギャンブラーは、女は勝負の世界には邪魔だと言い、彼女に去るようにと告げる。
そして資金を稼ぐ勝負が終わり、帰ってきた主人公は、恋人の運命の変転に驚く。そして、その絶望を胸に秘め、彼はトッププレイヤーとの再戦に挑むのだった。
主人公のポール・ニューマンの台詞の言い方が格好いいなと思う映画でした。
短く、スパッという感じで、切れ味よく言います。
あれはスクリーンで女性ファンが増えそうな台詞の言い方だなと思いました。
シナリオに関してですが、恋愛要素の部分は少し多過ぎるなと思いました(正直邪魔)。そこを削って勝負要素を増やした方がいいと私は感じました。
それにしても、丸一日以上ぶっ通しで勝負をし続けるのは、集中力が必要なゲームでは無茶だよなと思いました。