映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」のDVDを十月下旬に見ました。
原題は「THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY」。
大統領がえらいぶっ飛んでいました。お馬鹿でいい映画でした。
以下、粗筋です。
地球。主人公は、自分の家が道路の建設予定地にあることを工事の日に知らされる。
遊びに来た友人と酒場に行ってそのことを嘆く主人公。しかし、友人は、「そんなことはどうでもいい。地球が滅ぶまでにあと十二分しかない」と言う。
何のことだか分からない主人公。しかし、その理由はすぐに分かる。地球が、宇宙のハイウェイの建設予定地にあったのだ。
地球は破壊され、主人公と友人は、ヒッチハイクで宇宙船に乗り込んで助かる。
何を隠そう、この友人こそが、宇宙でも有名な「銀河ヒッチハイク・ガイド」という本の著者だったのだ。
主人公は友人とともに、ヒッチハイクをしながら旅を始める。そこで彼は、銀河大統領と出会う。
「自分で自分を誘拐した」という大統領は、「銀河ヒッチハイク・ガイド」の著者と友人だった。そして、その宇宙船には、主人公の元恋人が乗り合わせていた。
“ルックスだけで選挙に勝った”という大統領は、宇宙の謎を解く旅をしていると言う。主人公は、彼らとともに、壮大(?)な冒険の旅に出るのだった。
いろいろとお馬鹿な映画でしたが、最後はきっちりとSFしていました。
どうでもよいですが、巨大コンピューターの形が変。何気に、物のデザインがいちいち変で面白かったです。
また、鬱病のロボットの最後の使い方もよかったです。
しかしまあ、お金が掛かっているんだか掛かっていないんだか分からない映画だなと思いました。
いや、確実にお金は掛かっているのですが、映画全体に漂う“超軽薄な雰囲気”が、お金が掛かっていることを忘れさせてくれます。
これは、いい意味でのチープさです。手抜きとか、出来が悪いというのではなく、洗練されたチープさ。そんなものを感じました。
いろいろと突っ込みながら観賞できる、なかなか楽しい映画でした。