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2007年07月05日 01:11:45
オールウェイズ
 映画「オールウェイズ」のDVDを五月下旬に見ました。

 スティーヴン・スピルバーグ監督の、1989年の作品です。主演は、リチャード・ドレイファス。

 この月に読んだ町山智浩氏「映画の見方がわかる本」に、この映画についての言及があったので、借りて来て見ました。

 スピルバーグが精神的に子供から大人になるターニングポイントになる作品だそうです。

「未知との遭遇」で「行ってしまう父親」を描いた彼が、「それじゃ駄目なんじゃないだろうか?」と考えたことでできた映画と書いてありました。

 映画を見て、「なるほどな」と思いましたが、映画としては面白いものではありませんでした。

 まあ、こんなものかなという内容でした。作った本人にとっては重要でも、それが観客にとっても重要かどうかは別問題ですので。



 以下、粗筋です。(ネタバレあり。終盤まで書いています)

 山林火災の延焼を防ぐ消火剤を撒く飛行機。そのパイロットである主人公には、管制官の恋人がいた。

 彼は、危険な飛行を好み、楽しんでいる。しかし、恋人はそれを怖く思っており、心配していた。

 そんなある日、主人公は親友から、教官への転職をしないかと誘われる。

 危険を好む彼はその話を一旦断わるが、恋人からの懇願でその話を受け入れる。そして、最後のフライトに旅立つ。

 そこで彼は、親友の飛行機を爆発から救うために命を落とす。

 死んだ彼は、ある人物の守護霊になることを命じられる。そして、消火飛行機のパイロット養成所に入った新米パイロットの守護霊となる。

 その新米パイロットは、主人公の恋人だった女性に恋をして、消火飛行機のパイロットを目指していた。

 主人公は、死んでいるのにも関わらず、恋人に対する思いを断ち切れないでいる。

 そして、新米パイロットは成長して消火飛行機のパイロットになる。

 そんな折、山で大火災が発生して、消火隊が閉じ込められる。彼らを救うために、主人公の恋人が飛行機を発進させる……。



 話上、上手いなと思ったのは、「死にフラグの立て方」です。

 危険を好むパイロット、危険を怖がる恋人、安全な教官の道の提示、恋人のために教官になることを決意、突然の火事、予定外の最後のフライト……。

 と、流れるように死にフラグが立ちます。

「絶対に死ぬな」と観客に思わせ、そこから十分ぐらい掛けて、ねちっこく殺します。

 死にフラグを立てた後は、「どうやって死ぬか」というサスペンスが発生するので、それを上手く使って引っ張っているなと思いました。



 正直言って、「そのラストはどうなの?」と思いました。

 主人公の恋人が飛行機に乗って消火に行くのですが、それはいくらなんでもと思いました。

 伏線として、恋人が飛行機に乗るということは示しているのですが、ちょっと脈絡がないよなと感じました。

 そうしないと、主人公が恋人との関係を清算するというラストには向かわないのは分かりますが、もう少しどうにか上手く繋いで欲しかったです。

 ちょっと納得度の低いまとめ方でした。
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