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2007年07月10日 14:47:12
勝手にしやがれ
 映画「勝手にしやがれ」のDVDを五月下旬に見ました。

 原題は「A BOUT DE SOUFFLE」。1959年の作品で、監督はジャン・リュック・ゴダール、脚本はフランソワ・トリュフォーです。

 いろんな本で言及されていて気になっていたので、借りてきて見ました。

 特に、町山智浩氏の「映画の見方がわかる本」を読んで、「見といた方がよさそうだ」と強く思いましたので決心しました。

 この映画は、ヌーヴェルヴァーグの作品で、映画史の上でも重要な作品です。そして、以前見た、「俺たちに明日はない」が作られることになった動機となる映画です。

□Wikipedia - ヌーヴェルヴァーグ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83...

 見た感想としては、「素直に面白かった」です。

 話の筋はほとんどなく、爆発もバトルも大きなどんでん返しもないのですが、テンポがよく、ガツガツ進んでいく感じで、男と女の機微も何となくよく、引きずられるように最後まで見てしまう映画でした。

 個人的には、「俺たちに明日はない」はいまいちしっくり来なかったのですが、「勝手にしやがれ」は「いいな」と思いました。

 あと、「映画の見方がわかる本」を読んで、トリュフォーの作品も、そのうち見ておかないといけないなと思いました。



 以下、粗筋です。(ネタバレあり。最後まで書いています)

 フランスに住むチンピラの主人公は、警察官を殺してしまう。

 彼は、女たらしで、多くの女と関係を持っている。その中でも、アメリカから来た新聞社の女を気に入っていた。

 彼は女のところに転がり込む。彼は、持っている小切手を換金しようとするが、犯罪を犯したせいで普通には換金できない。そこで、チンピラ仲間たちと連絡してお金に替えようとする。

 主人公は、女の生活に付き合いながら、換金のチャンスを探る。

 その間も、警察による捜査は進んでいく。そして、女も主人公が罪を犯したことを知る。女は、男に惚れて、彼を庇おうとする。

 二人は身を隠しての逃亡生活に入る。しかし、女は心変わりをして裏切る。

 男は警察に追い詰められて殺される。



 当時は映像表現が斬新だったそうですが、今では普通に違和感なく見られます。

 現代の、広告業界出身の人の映像などの方がよっぽど過激ですから。



 見終わった後、なんでもない話なのに、なぜ最後まで飽きずに見られたのか、謎が残りました。

 話の外枠としては、犯罪者の逃亡劇なのですが、話の中身は、恋愛物だと思います。

 女性は、惚れているのかどうか分からない態度で、のらりくらりと男をかわします。

「セックスしよう」「今はいやよ」「今晩はどうだ」「今晩は用があるの」

 みたいな感じでかわします。でも、だからといって嫌いという様子ではなく、楽しんでいる雰囲気です。

 その、微妙な距離感というか関係が、なんとなくずるずると見てしまう原因なのかなと思いました。

 どうでもいいような会話やシーンがいろいろと出て来るのですが、気にならず見てしまいます。

 よく分からないけど、映画として面白いからいいのかなと思いました。
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