このところ、言論統制やそれに類する活動が社会的に多くなっています。いや、前から進められていることが、ネットのおかげで人目に触れるようになっただけの気もしますが。
だいたい、規制を強めて思想や表現の自由度を下げるとろくなことがおきません。社会の恒常性が著しく低下し、自死の道をたどります。
社会も生物の1つなので、硬直化すれば死を招きます。歴史が証明しています。そういった前例を知る上でも教育は大切だと思います。
こういった言論統制系の法案を出す人々は、その社会の衰退と引き換えに、自己の利益を得ることが目的だったりします。意識・無意識関係なく。
あと、個人的な感想を少し。
こういった社会の自殺リスクを上昇させる方法に「子供」というものを出されて同調する人は、子供を育てる気がないのだろうなと思います(一般論ではありません。あくまで私見です)。
物の考え方や情報の取捨選択の仕方は、本来は親が子供に伝えないといけない部分です。でもそれには時間やコストが掛かります。
たぶんそういったことができないために、外任せにしたがるのだろうなと思います。
実際、人間が高度な社会を築いていく過程において、個人の親がそういったことを全て賄えないように社会は変化していきました。
そして現代は、社会の膨張に親の立場の人間の能力が追い付いていない時代です。
なので仕方がない部分もあると思います。自分が子供の頃と、社会の形態も、家族の形態も、技術や知識の内容も大きく変わっていますので。
前例がないことに挑むのは、かなり大変です。
でもまあ、こういった言論統制の常套句としての「子供」という存在の強さも感じます。
「子供」は錦の御旗なので、それを持ち出されると全てが正しいことに見えるし、大人に直接影響がなさそうに見えますので。
あとはまあ「子供」の値段が高くなってきた時代ならではの反応だなという気もします。
世の中の価値観は相対的なものです。今の日本では、人間や子供の値段が歴史的に見てかなり高額です。
でもまあ、暴落する時は一気です。気を抜くとすぐにそういう時代になります。
自分たちを守るために、個人の値段を上げながら、その値段を違う目的で転用されないように監視していかないといけないと思います。
以下、ちらほらと見たリンクです。
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いつか、平野綾語録を手にしたゆとり兵たちに猫耳帽をかぶらされる日。 - らめぇ・
osakana.factory - リアルメディアが青少年ネット規制法案のヤバさを報じない訳・
青少年ネット規制法案 - おおやにき・
日本のインターネット産業に大きな節目?--自民と民主が重要法案を準備:ニュース - CNET Japan・
osakana.factory - 日本の子供たちからインターネットが消える日・
らばQ : ネット料金が高騰し、政治家の懐に入る法案が審議されてる!?