七月分です。
● 2007年07月(9冊/計40冊)
■ 信州佐久平みち 潟のみちほか 街道をゆく (9)(司馬 遼太郎)(★★☆☆☆)
潟との戦いが印象に残っています。このシリーズにしては、けっこう分厚い巻です。
■ 漫画の時間(いしかわ じゅん)(★★★☆☆)
図書館で途中まで読んで、よかったので購入。
マンガ好きは楽しめます。いしかわ じゅんのマンガ話は本当に面白いです。
マンガが好きなのが全身全霊で伝わってきます。そして、自分なりの見方を持っており、それをきちんと人に伝えながら文章を書くことができます。いい仕事をしています。
あと、BSマンガ夜話は、いしかわ じゅんで持っていたよなと思います。
■ マルドゥック・スクランブル—The Second Combustion 燃焼 (ハヤカワ文庫JA)(冲方 丁)(★★★☆☆)
1巻の項で感想済み。
■ 羽州街道 佐渡のみち 街道をゆく (10)(司馬 遼太郎)(★★☆☆☆)
「佐渡って変」という話です。古代日本史で、かなり特異な位置を占めていたようです。
■ マルドゥック・スクランブル—The Third Exhaust 排気(冲方 丁)(★★★☆☆)
1巻の項で感想済み。
■ 肥前の諸街道 街道をゆく (11)(司馬 遼太郎)(★★☆☆☆)
長崎・平戸あたりの話です。戦国辺りの話が好きな人は、けっこう「へー」と思う話がありました。
■ 恐竜 (ジュニア学研の図鑑 2)(★★☆☆☆)
絵を描いている小田隆さんのトークショーに行ったついでに購入しました。
話を聞いていて思いましたが、しかしまあ、手が早くて上手いなと思います。恐竜系の絵師では屈指だと思います。
ブログには、多数の絵がアップされています。
□[STUDIO D'ARTE CORVO] blog
http://www.studio-corvo.com/blog/karasu/
■ 十津川街道 街道をゆく (12)(司馬 遼太郎)(★★☆☆☆)
首都の間近なのに天嶮のせいで秘境になっているという面白い設定の土地の話が興味深かったです。
ゲームや小説とかでやったら嘘っぽいなあと思うのですが、事実は小説よりも奇なりの例ですね。
■ 土地と日本人 対談集 (中公文庫)(司馬 遼太郎)(★☆☆☆☆)
面白いか面白くないかでは★3〜4なのですが、一般的な意味では★1が妥当だよなと思います。
司馬遼太郎といえば、土地バブルに対する怨念を吐露しまくりで有名な人ですが、その怨念が渦を巻いて炎を上げている本です。
特定の人のドロドロした鬱屈を生で見られると言う意味では非常に楽しい本ですが、それは普通の楽しみ方ではないと思いますので★1です。
司馬遼太郎の怨念を見たい人にはお薦めできます。でも、それ以外の人にはお薦めできない一冊です。