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http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/
2009年01月24日 23:01:56
 映画「WALL・E」を劇場で一月の上旬に見てきました。

 2008年の映画で、監督・脚本はアンドリュー・スタントン。PIXARのアニメ映画です。

 噂に違わぬ良作。よくできていました。



 以下、大きく「映像」と「お話」とに分けて感想を書こうと思います。

 まず、映像について。

 もう、CGだからどうこうとか、CGの描写がどうだったとか、そういったことが最後まで気にならないレベルになっていました。

 CGであることの違和感を覚えないぐらい、世界が作り込まれていました。

 映画の前半、人間は一切出てこないのですが、このリアル調のガラクタとWALL・Eの描写と、人間をどう繋げるのかと思っていたのですが、人間をおもちゃのように作ることで問題を回避していました。

 過去数作のPIXARの映画の中でも、本作は特に人間のデフォルメ度が高い気がします。

 そのデフォルメは「退化した人間」という設定と合致しており、正しい表現の方向性だったと思います。

 そして、何よりも重要だと思ったのが、「世界観の統一」です。

 これまでのPIXARの映画では、たまに「うん?」と思う、CGの描写で気になる点がありました。今作はそれがなかったです。

 なので、これまでよりも、CGの作り込みのレベルがあがった気がしました。

 映像については文句なしでした。



 さて、もう一点映像について。

 この映画は、実家に帰省した時に見たのですが、行った映画館で日本語版しかやっていなかったので、仕方なく日本語版を見ました。

 すると驚いたことに、映画に出てくる映像の文字が全て日本語になっているではありませんか。

 最初は純粋に「よくやるなあ」と思って驚いたのですが、しばらく経つと、そこの日本語の文字だけ浮いているように感じて、「英語のままの方がいいんじゃないの?」「でも、一応お子様が楽しめる映画というのが前提だろうしな」と思いました。



 こういった違和感を覚えた理由は、二つあると思います。

 一つ目は、外国の世界観の中に日本語が混ざる違和感です。

 これって、「ブレード・ランナー」のごった煮感です。でも、この映画はそういった方向性の映画ではないです。

 そのため、「日本語表記」が妙に気になりました。

 二つ目は、日本語で使われる漢字が、「画数の多い」「表意文字」だという点です。

 たとえば「CHARGE」という文字が入っていたと思われる場所に「充電」と表示されるのですが、アルファベットの六文字と、漢字の二文字とでは、デザイン的な見栄えが大きく変わります。

 それに、画像中に「文字の羅列」であるアルファベットが入るのと、「それ自体に意味がある」漢字が入るのとでは、目の引き具合が全く違います。

 結果、やたら大きな「充電」という文字が、やたら目を引く形で描画されるという状態になっていました。

 これは、例えばカタカナで英文字風のフォントを使って描画するとか、何かひねりがあった方がよかったのではないかなと思いました。

 なぜカタカナかと言うと、お子様が「充電」を読めるかという問題もありますし。



 さて、映像面の最後です。

 この映画の最大のポイントは、WALL・Eのかわいさです。

 動きと仕草のかわいさだけで、映画の中盤ぐらいまで無言劇で引っ張ってくれます。

 WALL・Eかわいいよ、WALL・Eかわいい。

 きれいに洗浄したWALL・Eを、うちにも一台欲しいです。でも、勝手に、部屋の物をスクラップにされると困りますが。



 さて、映像はこのぐらいにして、お話の方です。

 古きよき時代の、緩いSFという感じでした。SFとしては古典に入るような話だったと思います。

 細かな設定の謎を考え出すと切りがないので、考えるべきではないと思います。

 メッセージは、「未来社会は素晴らしい世界だったけど、でも大切な何かを忘れているんじゃないかい?」といった感じのものです。

 実際問題として、映画では未来社会をそこまで悪く描いていません。そして私個人としては、「こっちの方が今よりいいんじゃないの?」と思いました。これはまあ、価値観の問題だと思いますが。

 中の人も、困っている様子が一切ありませんでしたし。

 この映画でキーになるのは、恋愛だと思います。WALL・Eのイヴへの一途な恋が、奇跡を起こすといった感じです。

 どうでもいいですが、WALL・Eとイヴなのですが、WALL・Eが8〜10歳ぐらいの少年で、イヴが11〜12歳ぐらいの女の子に感じました。

 ここら辺の、二体が何歳ぐらいに感じたかは、人それぞれ違うだろうなと思いました。



 次は、キャラクターについて書きます。

 WALL・Eは夢見るお子様といった感じでかわいかったです。

 そしてイヴは、探査ロボットのくせに、過剰に攻撃力がハイスペックで「おいおい」と思いました。性格もやたらバイオレンスだし。

 映画を見た人たちがだいぶ書いていますが、途中でWALL・Eの記録を見た後は、ツンからデレに変わります。これは、どちらかというと、「お姉さんとして弟を守ってあげなきゃ」的なノリですが。

 しかしまあ、イヴの攻撃力の過剰さは、設定としては大いに疑問でした。

 あと、疑問だったのは、消火器で宇宙空間をダンスするシーンです。いったい、何秒出続けるんだ。いや、未来の消火器は高性能なんだと思いました。

 消火器が、思いの外短時間しか使えないのは、去年体験してきたので。

 もう一つ、プログラムに実物大のWALL・Eの写真があるのですが「でかっ!」と思いました。

 もっと小さいイメージだったのですが、仕事の内容を考えれば、小さく作る意味がないですね。ゴミ運搬ロボットなので。



 最後は音楽です。

 作品中、WALL・Eが大好きで何度も見るミュージカル映画があります。プログラムを見てみたところ、この映画は「ハロー・ドリー!」(1969)という映画だそうです。

 映画を見終わった後も、この音楽がエンドレスで流れていました。インパクトのある音楽でした。



 以下、粗筋です。(ちょこっとネタばれあり。一切の予備知識を入れたくない人は飛ばして下さい。序盤を中心に書いています)

 地球はゴミの惑星になった。人間は地球を掃除ロボットに任せて、宇宙に脱出した。

 それから時が流れた。ゴミ運搬ロボットのWALL・Eは、仲間がいなくなった後も、せっせとゴミを運搬しては、ピラミッドのように積み上げて整理を続けていた。

 彼の友達は一匹のゴキブリだけだった。そんな彼の趣味は、ミュージカル映画を見ることだった。

 そんなある日、巨大な宇宙船が地球に下りてきて、白くて美しい高性能ロボットを排出して去っていった。

 WALL・Eは、そのロボットと友達になろうとする。だがその白いロボットは、腕にキャノン砲を装備したバイオレンスなロボットで、近付く者は容赦なく破壊するような性格だった。

 WALL・Eはそんな白いロボットを追い掛け続ける。そして友達になる。そのロボットはイヴと言った。

 WALL・Eは彼女を自分の家に招く。そこには、様々なガラクタと、iPodに入ったミュージカル映画があった。WALL・Eは、その映画のように、イヴと手を繋いで踊りたいと思っていた。

 その場所でイヴは、植物を見付ける。彼女は、探査ロボットで、地球が植物が住める環境に戻ったかどうかを確認するためにやって来ていたのだ。

 彼女は植物を腹に格納して、回収モードに入り、活動を停止する。動かなくなったイヴを、WALL・Eはかいがいしく世話する。

 そして巨大宇宙船が再びやって来た。宇宙船はイヴを回収する。WALL・Eはその宇宙船に乗り込む。そして、人間たちの待つ宇宙へと旅立つことになった……。



 映画が始まる前に、短編として「マジシャン・プレスト」という映画が入っていました。

「トムとジェリー」を思い出しました。

 これも面白かったです。

 こんな短編を入れる余裕があるとは、PIXARは元気だなと思いました。

 あと、映画ラストのドット絵でのアニメーションも楽しかったです。
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