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2009年08月08日 19:28:33
ゴミの話の件です。
予想していたとは言え、やはり、この手の話は、多くの人が読む場所で書くのは難しいです。
昨日、ゴミの話をWebサイトに掲載したのですが、この手の話の書き方の難しさを改めて痛感しています。
普段は、こういった話は、表に書かないようにしているのですが、殴られるの覚悟で、出す必要のある情報だと思ったので書きました。「ゴミの分別を間違っていた人」以外、知りようのない情報でしたので。
● 今回の文章で足りていなかった点
今回、文章としての失敗点は、「ゴミの分別を普段からしていて」、その中で「一部のゴミに、カテゴリー違いがあった」と指摘されたことを、分かりやすく書かなかったことです。
本題ではなかったので、さらっと流しすぎました。おかげで、人によっては、話の焦点がここに来てしまっていました。
他人の目で文章を読み直すのは難しいです。
● 文章中の情報
今回は、元々炎上成分があるのは分かっていたので、書き方が難しいと思っていました。
文章中、情報は3つあり、そのそれぞれについて、人の反応が違います。
1.私が、ゴミの分別を一部誤っていた。
2.私が、自分の個人情報に対して、意識が低かった。
3.横浜市が、個人情報を収集していた。
3を書くためには、前提として1、2を書く必要があります。書かなかった場合は、3の情報の出所が不明で、1、2の情報については後追いで情報が出てくることになります。
これはフェアではなく、そういったことを嫌う人は、咎めるやり方です。私自身もアンフェアだと思います。
なので、きちんと1、2について明示する必要があります。
その前提の上で、2は私個人の問題なので、私個人が反省する必要があります。1に関しては、私の非を認めた上で、今後改善するという話を書き、先に進める必要があります。それが筋ですので。
そして、それとは別に「3の事実がある」ことを書くのが本題でした。
1、2は私の話で、3は市の話。これは別の話です。切り離して考える必要があります。
しかし、3の話だけをするわけにはいかないので、1、2とセットで行う必要があります。でないとアンフェアだからです。
けれども、そうすると、1、2だけに焦点を当てて読む人が出てきます。たとえば、以下のような感じです。
・1、2が悪い。だから、その逆の3は正しいという構図で捕らえる人。
・3には興味がない。1、2は悪いと見る人。
・ゴミは他のことよりも優先順位が高いという人。
人によって、物事の優先順位は大きく違いますし、将来に対する不安も違います。また、文章を読むのに掛ける時間も違います。
なので、それぞれの人が、「その人の前提で」「その人の読み方で」文章を読むのは当然です。そこに対して、伝えるべき情報を、伝えたい人に、的確に伝えるのが、書き手のスキルです。
ちなみに3に関しては、「悪い」というのではなく、「疑問が残る運用方法だ」というのが正直なところです。
● 文章の難しさ
今回の件で、「難しい」と思ったことは、「人はそれぞれ、文章のどこに注目して読むかが違う」ということです。
これは、「どこを重点的に読まれるのかをきちんと把握する」「どこに意識を集中させるのかをコントロールする」という技術の問題です。
言い訳がましいことは書かずに、自分の間違いは間違いとして書こうとしたことで、そこらへんに失敗したのだろうと思います。
「伝えたかったことが伝わらなかった人がいる」、そして「本題と違うところを本題として読んだ人がいる」というのは、送り手側の未熟の証です。
人によっては反発を招きかねない内容だったので、最初からある程度覚悟はしていたのですが、気が付くと、はてなブックマークのエントリーで上の方に来ており、今後しばらく閲覧は続くだろうと思います。
まだまだ、修行が足りないなと思いました。