映画「マッドマックス/サンダードーム」をGYAOで四月上旬に見ました。
1985年の映画で、監督・脚本はジョージ・ミラー、主演はメル・ギブソンです。
DVDをレンタルする合間のつなぎで見ました。それなりに楽しめましたが、「前半と後半で話がぶちきれてない?」と思いました。
● リアル北斗の拳というか、元ネタの世界観
マッドマックスシリーズ(サンダードームは第三弾)は、北斗の拳の世界観の元ネタとして有名です。久しぶりに見ると、本当にまんまでした。
このシリーズは、たぶんテレビで何度か断片的に見ているはずなのですが、いまいち通したストーリーが記憶に残っていません。
たぶん、最初から最後まできちんと見ていないのではないかと思います。
でもまあ、この雰囲気だけで楽しめるので、それでもよいのだろうと思いました。
● 前半と後半の分断
さて、物語なのですが、前半と後半でちょっと分断しています。
前半は、流れ者の男が、「サンダードーム」で戦うことになるという話です。
後半は、救世主を待つ子供たちに祭り上げられて、「そして伝説へ」となる物語です。
一応、舞台やキャラは連続しているのですが、前後に伏線的な繋がりは希薄で、分断している印象は否めません。
これは、シナリオをもう少し改良した方がよいだろうにと思いました。
せめて前段でもう少し伏線を張るとか、そういったことをした方が、まとまりがよくなったはずです。
まあ、物語の整合性を求めて見るような方向性の作品でもないと思うので、これはこれでそれほど不満はなかったのですが。
ただ、アクションはもう少し盛り込んでくれた方がよかったです。
それなりに派手で、興奮する仕掛けが入れてあるのですが、もっと爆発分とかがあれば、なおよくなるなと感じました。
● 粗筋
以下、粗筋です(終盤まで書いています。結末は書いていません)。
核戦争後の荒廃した世界。主人公は流れ者。彼はある町にたどり着く。そこは女性のリーダーが支配していたが、問題を抱えていた。発電所を管理する男が言うことを聞かず、我が物顔で振舞っていたからだ。
その発電所を管理する男は小男で、一心同体の大男といつも行動をともにしていた。
主人公はリーダーの依頼で、男に喧嘩を売り、サンダードームと呼ばれる円形リンクで戦う。
主人公は勝利するが、とどめを刺さず、そのことで追放される。追放された先で、楽園のような暮らしをしている子供たちと出会う。
そこで彼は、約束された救世主と勘違いされる。そして、暴走した子供たちが、主人公が追放された町に向かってしまう。
主人公は後を追い、連れ戻そうとする。しかし結局、町に向かうことになる。そこで主人公は、命を救った発電所を管理する男とともに、子供たちを連れて町を脱出することなる。
● マッドマックス4
今回、感想を書くにあたって、情報を検索したら「マッドマックス4」の名前が。
情報を見たら、2011年となっている。
3にあたる「サンダードーム」が1985年なので、実に二十六年振りの続編です。
どんなのになるんだろうと思い、ちょっと驚きました。