映画「殺人ゲームへの招待」のDVDを一月下旬に見ました。
1985年の作品で、原題は「CLUE」、監督・脚本はジョナサン・リン、原案はジョン・ランディスとジョナサン・リンです。
ボードゲーマーならピンと来ると思いますが、これは推理ゲームの「CLUE」を映画化した作品です。B級ですが、それなりに面白かったです。
● セットアップ
この映画は、ボードゲームのように、まずは状況設定が観客に明かされるまでのセットアップ部分があります。
と書くと大仰に見えますが、これから何が起こるか分かる(設定が明かされ、最初の死人が出る)まで、実はけっこう退屈でした。
ただ、セットアップが終わり、話が開始されてからは、けっこう楽しく見ることができました。
● 三つの結末
この映画には、犯人の違う三つの結末が用意されています。公開当初は、劇場によって、違う結末が公開されていたそうです。
そういった設定から分かるように、推理の要素は「どうとでも取れる」ように作られています。
なので、あまり目くじらを立てて見るのではなく、気軽に適当に見るのが、この映画の正当な楽しみ方だなと思いました。
● おっぱい
この映画は、おっぱい映画です。おっぱい要員が二人出てきて、ほとんどのシーンで、ぷるんぷるんさせます。
結末のうちの1つでは、このおっぱいが重要な要素になっていました。
単なるお色気設定かと思ったら、伏線だったとは。なかなか侮れません。
とまあ、そんなに真剣に考えることなく、気軽に見るのがよいと思います。何せ88分というライト級のコメディタッチの映画ですので。
● 粗筋
以下、粗筋です(序盤だけ書いています)。
ある洋館に人々が集められた。彼らはそれぞれ地位のある人間で面識はない。その家にいた執事は、彼らに食事を供する。
そして、一人の男がやって来た。彼はこの場にいる全員を脅迫している人間だった。彼も、この場所に呼び出されたという。
執事は、「被害者」である客たちに、脅迫のネタを告白して、男を警察に突き出すようにと促す。しかし、一同はその決断ができない。
男は鞄から凶器を出し、それぞれに手渡す。秘密を守るために、その武器を使えというのだ。
その直後、電気が消え、銃声が鳴り響いた。
電気が付いた時、倒れていたのは、脅迫していた男だった。
そして、犯人探しと連続殺人が始まった……。