映画「ときめきサイエンス」のDVDを二月の中旬に見ました。
1985年の映画で、原題は「WEIRD SCIENCE」。監督・脚本はジョン・ヒューズです。
B級バカコメディ映画だと思いますが、最後はけっこうほろっときます。何気に佳作でした。よかったです。
● 冴えないオタクの許に女神がやってくる
もう、これが全てです。いわゆる「ああ女神さま」系です。
この映画では、理想の女性像をコンピューターにインプットすると、雷が落ちて、超能力を持ったスーパーガールが登場するという設定です。それを、徹頭徹尾コメディに描いています。
まあ、面白いのだけど「バカコメディだよな」と思いながら前半は見ました。実際、映画のラストまで「バカコメディ」っぷりは徹底して描かれます。
どうでもよいですが、このスーパーガールですが、日本人には萌えないよなと思いました。モデル系のおっぱい大きな女性です。アメリカ人の好みはこういったところなのでしょう。
● ドラえもん
この映画を見ていて思いだしたのは、実は「ドラえもん」です。
「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」の話を思い出してしまいました。
□Wikipedia - ドラえもんの最終回□「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」第4巻 感動必至!「さようなら、ドラえもん」収録!! 映画の後半、主人公は勇気を振り絞り、自分自身の力で問題を解決します。そのことで自信を持ち、新しい人生の一歩を踏み出します。
全編コメディで彩られた作品ですが、この部分はけっこう泣かせてくれるなあと思いました。
● キャスト、スタッフ
監督のジョン・ヒューズは、「ブレックファスト・クラブ」(1985)の監督・脚本・製作や、「ホーム・アローン」(1990)の脚本・製作です。
ラインナップを見ましたが、基本的にはコメディが得意な人なのだと思います。そういった意味で、安定感のあるコメディでした。
あと、作曲がダニー・エルフマンでした。
どうでもいいですが、ロバート・ダウニー・Jrもキャストに入っています。映画を見ている最中は気付きませんでした。
● 粗筋
以下、粗筋です(終盤の直前ぐらいまで書いています。ネタバレ的な話はありません)。
主人公は冴えない高校生。同じく冴えない友人とともに、間抜けなオタクコンビとして蔑まれていた。
ある日彼は、友人とともに、自宅のパソコンで理想の女の子のデータを入力する。その時、雷が落ち、そのデータが実体化した。彼女はスーパーガールで、主人公たち二人を、もてる男にしようとする。
主人公たちは戸惑いながらも、徐々にその環境を受け入れていく。
そんな彼らに目を付けた者がいた。学校の「モテ」ヒエラルキーの上位にいる暴力的な男たちだ。彼らは、恋人がいるにも関わらず、スーパーガールをゲットするために、主人公たちに迫ってくる。
そんな男たちに愛想を尽かしかけていた女の子たちは、主人公たちの密かな魅力に気付きだす。
スーパーガールは一計を案じて、主人公たちが、彼女たちと恋仲になれる切っ掛けを用意しようとする。しかし、奥手の彼らはなかなか先に進めない。
スーパーガールは、彼らに一歩を踏み出させるために、過激な手段を取ることにする。