自作ARモーション・キャプチャ・システムを使った自主制作アニメの制作記。
ここ2日ほどは、アニメ制作から離れて、ちょっと技術的な実験を行っていました。
きっかけは、土曜日の夜に神無月さんの飲み会に参加して、島国大和さんと3次元入力デバイスについて色々と話をしたことです。
ARマーカーで撮影するのは、見た目のインパクトはあるけど、3次元入力デバイスとして本当にいけているかどうかを、ちょっと立ち止まって考えてみました。
そもそも、高価な機材を使いたくないというのが理由で、ARマーカーを使わなければならないというわけでもありません。
また、ARマーカーを読み取るARToolKitがGPLのライセンスで、自作のソフトに組み込んで使うには、それほど使い勝手がよくないというのもあります。
というわけで、「諸々あるし、Webカメラを使った画像認識のプログラムを、全部自前で書くか。光学式3Dマウスとかも作れるようになるし」と考えて、重い腰を上げました。
とりあえず、日曜日と月曜日の2日で、カメラから画像を取り込んで、リアルタイムでラベリング(領域認識)を行うこところまでは実装できました。
やっていることは、カメラからデータを取得→グレースケール化→ガウス・フィルタ→2値化→ラベリング→その表示という一連の処理です。
ここまででソースコードは800行程度。ARToolKitのソースが1MB近くあるので、かなりびびっていたのですが、必要な機能だけなら、かなり短い処理で実装できそうな予感。
今後は、このプログラムを元に、座標計算とか色々と行っていく予定です。