no link
2011年08月17日 22:12:49
● 出品物1 「Army & Maiden 南海の死闘」
去年の夏コミで出した、「Army & Maiden」の続編です。冬コミは落ちたので、1年ぶりの新作になります。
この1年の間に、PC版やAndroid版を出して、同じエンジンを利用し続けたので、内部的にはかなり改良されています。
さらに、今回は新要素をいくつか追加して、ステージ数を前回の8ステージから32ステージに大幅に増やしました。
個人的には、次回はさらに新要素を増やしたいと思います。
● 出品物2 「アルゴリズムを解説する本 その1 AR認識編」
突発コピー本です。コミケ参加の2日前に文章と画像を用意して、1日前に印刷、製本しました。
とはいえ、ある程度予定していた本です。その前に、ずっとARマーカー認識の実験を行っていましたので。
今回はARToolKitを使わずに、フルスクラッチでマーカー認識をするためのアルゴリズムを解説しました。
なぜ、そういった本を書いたかと言うと、去年の夏コミの後に、RTSのアルゴリズムの解説を少しだけ書いたら、けっこう興味を持つ人がいたからです。
なので、割と読者がいるのかなあと思い、今回書いてみました。思った以上に売れて、初日に用意していた分は、途中で完売になりました。
冬コミでは、続編として、RTSのアルゴリズムについての解説本でも書こうかなと思います。
● 過去の同人誌や同人ソフト
コミケの参加は、実は断絶があります。
去年の夏コミとその前に、5年間の空きがあります(なので、新サークルにしています)。
そのせいもあって、その頃の本とか、去年の夏コミの時に出した本などが、まばらに残っていました。
これまでなら、机いっぱいにそういった本を並べていたのですが、特に売れるわけでもない割りに労力が大きく、かつ新刊が目立たなくなるという問題がありました。
そこで今回は、新刊を買ってくれた人のおまけとして、余っている既刊を配布しました(途中でなくなってしまったので、もらっていない人もいると思います)(あと、クロクロ全巻セットはおまけにしませんでした)。
また、ソフトの旧作(去年の分)についても、どうしようか悩みました。
コミケに参加するたびに新刊を出して並べていると、初めて来た人には負担が大きいです。1本1000円のソフトを5本も6本も買えませんので。
それに、共通エンジンを使っているので、新作が出た時点でゲームのエンジンがバージョンアップされています。なので、古いソフトを並べたくはありません。
色々と考えた末、新作に「旧作の最新版」をおまけとして同梱するようにしました。コミケは新作を配布する場所として、コミケで購入してくれた人は、旧作もまとめて遊べるようにする……。
こうすれば、「前の話が分からないので…」という人もいなくなりますし、「まとめて買ったら、財布がきついよなあ」という問題もなくなります。私の方での「何本も買ってもらって悪い」という心理的なストレスも解消されます。
そして何より、在庫を持たなくてよいので気が楽です。
というわけで、今回はかなり特殊なやり方だとは思いますが、「旧作はおまけ扱い」という方式でブースを回してみました。
● ソフトの値段
私が以前参加していた頃(5年以上前)は、ソフトの値段と言うと、1000〜1500円ぐらいが相場でした。
なので、うちのサークルでは、ソフトは1000円(当時多かった値段の安い方)を選択しました。
そして、今回コミケに参加して、周囲のサークルを見て回って驚いたのですが、2000〜3000という値段がざらでした。
いつの間にこんなに高騰したんだ?
そういった話を後輩としていたら、「最近は声優のフルボイスとか入っていますし」と。それだけが理由ではないだろうけどと思いました。
まあ私としては、コミケで買うソフトは、1000円ぐらいが妥当かなあと思います。