映画「インランド・エンパイア」のDVDを八十二日前に見ました。
2006年の映画で、監督・脚本はデヴィッド・リンチ。主演はローラ・ダーンです。
最近のデヴィッド・リンチなので、最初から覚悟していたけど、やっぱり私には面白くありませんでした。でも頑張って3時間見ました。3日かけて。なかなか大変でした。
● 映像は面白いが話は面白くない
デヴィッド・リンチも、初期の頃の作品は、映像も見応えあって、話も面白くて嫌いじゃないのですが、最近に近付けば近付くほど、話がぐだぐだで見るのがきついです。
先に脚本を書かないで映画を撮っているらしいので、そうなるのも仕方がないのでしょうが、きちんと脚本を書いてから映画を撮って欲しいなというのが素直な感想でした。
それでも、押さえておかないといけない監督だとは思うので、いちおう作品はチェックしています。
あと、この映画は、ネタバレうんぬん関係なく、町山智浩さんの解説をポッドキャストで聞いてから見た方がよいです。
先に聞いていないと、ストーリーがかなり錯綜していて、非常に分かり難いですので。
● 粗筋
以下、粗筋です(序盤だけ書いています)。
主人公は女優。彼女は新しい映画に出演することになる。それは過去に撮影して、主演の二人が殺されたことでお蔵入りになった作品のリメイクだった。
彼女は撮影している内に、現実と映画の世界が曖昧になってくる。映画は不倫の話で、プライベートの世界でも、彼女は主演男優と不倫を始める。