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2011年12月27日 11:57:33
エルフ サンタの国からやってきた
 映画「エルフ サンタの国からやってきた」のDVDを九月上旬に見ました。

 2003年の映画で、監督はジョン・ファヴロー、脚本はデヴィッド・バレンバウム、主演はウィル・フェレルです。

 子供(ファミリー)向けのクリスマス・ファンタジー・コメディで、95分という短い時間でそれなりに楽しめました。



● 無垢と無知

 この映画は、俗世間にまみれた父親の許に、それまで知られていなかった無垢な息子(サンタのプレゼントを作るエルフに育てられた)がやって来るという話です。

 この手の話では、登場人物の「無垢」を表現するために「無知」として描きます。

 無垢な人を、世間に接していない設定にして、無知な人として描き、その無知ゆえのトラブルとして物語を推進させます。

 しかし、無垢と無知は、本来は別の概念です。「無垢で全知」も存在するわけです。

 というわけで、この映画も「無垢」を「無知」として描く手法を取っているなと思いました。

 この映画で少しひねってある点は、「無知」を「偏った知」として描いているところです。

「サンタのプレゼントを作るエルフの常識」を現実社会に持ち込ませることで、突飛な行動を取らせて、トラブルを招いています。

 こういったやり方も、一つの作劇法だなと思いました。



● この映画の父親

 この映画は、子供中心のファミリー向けの作品です。

 そのため「世俗にまみれた父親」が、それほど悪人に描かれていません。

 三十歳の無垢な息子がやって来ても、(血液検査はしますが)自分の家庭に招き入れて、息子として扱います。

 相当、優しいと思うのですが、映画では「金儲けしか頭にない人」という立ち位置で描かれています。

 ここらへんは、ターゲットに合わせた設定の作り込みなのだろうなと思いました。



● キャスト

 監督のジョン・ファヴローは元々俳優で、この映画で注目され、「ザスーラ」(2005年)、「アイアンマン」(2008年)、「アイアンマン2」(2010)と監督としてのキャリアを積み重ねていったそうです。

 また主演のウィル・フェレルは、コメディアンとして有名で、「俺たちフィギュアスケーター」(2007年)などの「俺たち」シリーズで大活躍しています。



● 粗筋

 以下、粗筋です(ネタバレあり。最後まで書いています)。

 主人公はエルフに育てられた三十歳の男性。彼は赤ん坊の時に、サンタの袋に紛れ込んで、北極に運ばれた。北極では、エルフたちが、サンタのプレゼントを作っていた。

 主人公はエルフのようには仕事ができず、いつも嘆いていた。彼は、自分が本当は人間であることを知り、人間の父親に合いに行く決意をする。

 主人公の父親は、絵本を出版している会社の雇われ社長だった。彼は儲けにしか興味がなく、絵本の内容は二の次だった。また家庭を省みらず、妻子との接触の機会も少なかった。

 そんな父親の許に、息子だと名乗る三十歳のエルフの格好をした男性がやって来る。そして様々なトラブルを引き起こす。

 父親は、その息子を持て余すが、妻子は新しい家族が増えたことを喜ぶ。

 主人公は玩具売り場で働き、そこの女性に恋をする。主人公の年の離れた弟の少年は、その恋の手助けをする。

 そして、クリスマスが近づいて来た。最近のサンタは、人類のサンタを信じる力の不足により、ジェットエンジンで無理矢理橇を飛ばしていた。

 世俗の仕事に馴染めなかった主人公は、公園をさまよう。そして、墜落したサンタに出会う。

 主人公のことを心配した父親は、仕事を投げ打って息子の許に来る。弟や、恋の相手もやって来る。彼らは、みんなのサンタを信じる心を盛り上げ、サンタは無事に離陸する。

 主人公は恋人と結婚し、父親は新しい絵本会社を作り、全ては上手く行く。
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