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2012年02月21日 12:37:31
 2日前に、友人の立石が出演している演劇を見に行きました。

 順番が前後しますが、こちらから先に感想を書きます。

 2012年の作品で、作:植澤紀子、演出:田辺マサル、制作:シンクバンクです。

 九十分という短めの作品でしたが、楽しめました。



● 粗筋

 以下、粗筋です(状況設定だけ書いています)。

 海外旅行中の父親が脳梗塞で倒れた。接待旅行だと家族に話していたのに愛人との旅行だった。

 父が意識不明のまま帰国から二十八日が経った。看病を続ける家族(妻、兄、姉、妹)に、旅行代理店の人間がやって来て、保険のことを告げる。帰国から三十日以内に死亡した場合は、保険金一億円が下りると。

 脳死判定を行えば、そこで死亡は確定する。

 家族は、父親を死亡させるか、それとも金を掛けて生き長らえさせるか、選択を迫られる。



● 舞台と構成

 現代物で、日常的な演出で見やすかったです。前回、立石が参加した演劇は、なんだか詩的で、ちょっと入り込めなかったので。

 構成は三幕構成で、一幕目が父親が倒れて一億円の話が出るまで。二幕目がそこから噴出するそれぞれが抱える葛藤。三幕目がその葛藤の解決です。非常にプレーンな構成でした。

 かなりシンプルなストーリーで、主軸となるキャラ(兄貴)の問題がきちんと解決されていたので、楽しめました。

 いくつか欠点を上げるとすれば、主要キャラの中に、葛藤が解決されていない人物(妹)がいることと、叫ぶような台詞回しが多かったことでしょうか。

 あと、妹が二十歳という設定で、母親が「父親の不倫を言わないように」と言うのですが、十五、六歳ならともかく、二十歳でそれはないなあと感じました。

 ここは素直に、十五、六歳という設定の方がよかったと思います。そうすれば、彼女の幼すぎる言動にも、納得がいったでしょうから。



 あと、これは個人的な感想ですが、家族の父親に対する思いや何かが解決しても、それと経済問題は別だろうというのが、私の考え方です。

 あの状況なら、感情の問題とは別に、父親の脳死を判定させ、その後の家族の生活に役立てるようにする方が適切だろうと思います。

 そういう意味で、「責任は全部自分が取るから、恨みは全部俺に言え」という立場の人間が、あの家族にはいないのだろうなあと思いました。

 母親がそう言うかなあと思っていたのですが。

 それと、あの演劇の登場人物の中で、もっとも私に考えが近い人物は、脳神経外科の先生だなあと思いました。



● 舞台転換

 舞台が会社と病院で切り換わります。ちょっとした変化なのですが、きちんと場面転換されるのでよかったです。

 あと、会社では、ドアを手動で閉めるのに、病院では、自動ドアになっているのも面白かったです。

 何だか、妙に気になって、「あっ、また奥で誰かがドアを動かしている」と思いました。



● 立石の役どころ

 今回、立石は、サブキャラの中の一番重要人物という役どころでした。

 客演ということもあるので、その位置なのだろうと思います。けっこうよい役だったのではと思いました。

 あと、劇の始まる前の「携帯電話の電源を切ってください」という寸劇もよかったです。

 映画館などで、携帯電話をいじっている人がいると、取り上げて、叩き壊そうかとよく思います。そうでなくても、頭を小突くぐらいは、すぐにしそうになりますので。



● 観劇後の話

 立石から話を聞いて、今回は演劇歴が短い人が多く、公演直前まで錬度が上がらず、焦っていたという話を聞きました。

 そういったこともあるのかと思いました。

 まあ、こちらは演劇慣れしていないので、そんなに演技をしっかりと見たり、そこに問題を感じたりしないので気になりませんでしたが。

 あと、脚本家がラジオドラマの人で、演劇の生理と合わない部分が多かったので、その直しや対応も大変だったという話も聞きました。

 確かに、すべてを説明しないといけないラジオと、見れば分かる演劇では、作劇方法が違うのだろうなと思いました。

 後で思い返してみると、説明台詞が多かったような気もしました。



● 感情移入のポイント

 今回の演劇は、私は兄貴に感情移入して見ていました。でも、よくよく考えると、それは自分が男性なのだからだと思いました。

 女性の場合、感情移入ポイントは、妻か姉になるのでしょう。

 妹は、家族の決断を妨害して、感情を露にさせる装置に過ぎないので、これは除外されると思います。

 女性視点として、この演劇を見た場合、その解決は兄ほどには明確ではありません。兄は、「父親越え」という、非常にベタな話でしたので。

 そういった意味で、性別によって感想が変わる(そういう配役が成されている)話なのかなと思いました。



● 劇場の場所

「劇場MOMO」という場所だったのですが、紹介されたWebページの載っているGoogleマップの地図が罠で、なかなかたどり着けませんでした。

 もし私が地図に補足説明を書くなら「劇場ポケットを右に曲がった場所」と書きます。

 でも、Googleマップの地図では、「劇場MOMO」の入り口ではなく、建物の裏に線が書いてあり、結果として、「劇場ポケットを通り過ぎて、最初にもぐりこめる道を右」といった地図になっていました。

 おかげで、「劇場ポケットを通り過ぎて、最初に右に曲がれる場所で曲がると何もない」ということで、ずっと道を探していました。

「模式化した地図」も、距離感がつかめず分かりにくいことが多いですが、「Googleマップの利用」にも罠があるなと思いました。

 Googleマップを利用する場合は、入り口の場所を正しく指し示さないと見る人がたどり着けない」ということも分かりました。

 そこは気にして、きちんと対応してくれるとよいなと思いました。
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