2012年12月上旬に、PCがクラッシュしました。
それに伴い、Windows Vista(32bit)からWindows8(64bit)に移行しましたので、その設定やソフトの移行についてまとめておきます。
「設定編」です。(
目次)
● 「圧縮フォルダ機能を無効」にする方法
Windows8では、ZIP、CAB、LZHのファイルが、フォルダとして「Explorer」に展開されてしまいます。
この機能はレジストリを弄るとオフにすることができます。
(レジストリの操作は、自己責任で行って下さい)
Windows8からは、Windows7までと違い、セキュリティの関係で、設定がかなり面倒臭いです。
やり方は基本的に以下のサイトの情報と同じです。Windows8向けの情報をここでは中心に書きます。
Win 7編: 圧縮フォルダ機能を無効にし、無駄な機能を削る(前編)Win 7編: 圧縮フォルダ機能を無効にし、無駄な機能を削る(後編) 以下、手順です。
・Win+Rで「ファイル名を指定して実行」を表示する。
・「regedit」と入力して「Enter」キーでレジストリエディタを起動する。
・以下のレジストリを全て削除します。削除する前にエクスポートして保存しておいた方が無難です。
・全て終わったらログオフして、ログオンし直します。
【ZIP】
HKEY_CLASSES_ROOT\
.zip\
PerceivedType\
OpenWithProgids\
CompressedFolder\
PersistentHandler\
.zfsendtotarget\
Applications\zipfldr.dll\
CompressedFolder\
CLSID\
{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}\
{b8cdcb65-b1bf-4b42-9428-1dfdb7ee92af}\
{BD472F60-27FA-11cf-B8B4-444553540000}\
{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}\
{ed9d80b9-d157-457b-9192-0e7280313bf0}\
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extension\Approved\
{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}
{b8cdcb65-b1bf-4b42-9428-1dfdb7ee92af}
{BD472F60-27FA-11cf-B8B4-444553540000}
{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}
{ed9d80b9-d157-457b-9192-0e7280313bf0}
(64bit版は以下も削除)
HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\
{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}\
{b8cdcb65-b1bf-4b42-9428-1dfdb7ee92af}\
{BD472F60-27FA-11cf-B8B4-444553540000}\
{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}\
{ed9d80b9-d157-457b-9192-0e7280313bf0}\
【CAB】
HKEY_CLASSES_ROOT\
.cab\
CABFolder\
CLSID\
{0CD7A5C0-9F37-11CE-AE65-08002B2E1262}\
{DFE49CFE-CD09-11D2-9643-00C04f79ADF0}\
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extension\Approved\
{0CD7A5C0-9F37-11CE-AE65-08002B2E1262}\
{DFE49CFE-CD09-11D2-9643-00C04f79ADF0}\
(64bit版は以下も削除)
HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\
{0CD7A5C0-9F37-11CE-AE65-08002B2E1262}\
{DFE49CFE-CD09-11D2-9643-00C04f79ADF0}\
【LZH】
HKEY_CLASSES_ROOT\
.lzh\
LzhCompressedFolder2\
CLSID\
{4F289A46-2BBB-4AE8-9EDA-E5E034707A71}\
{58001B57-DC1F-4FAC-AC66-79E214C1A782}\
{E5BA42A9-BF3F-40B3-978A-CCD306F381A7}\
(64bit版は以下も削除)
HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\
{4F289A46-2BBB-4AE8-9EDA-E5E034707A71}\
{58001B57-DC1F-4FAC-AC66-79E214C1A782}\
{E5BA42A9-BF3F-40B3-978A-CCD306F381A7}\
さて、この削除ですが、Windows8では、セキュリティの壁に阻まれて苦労します。簡単には削除できないように、レジストリがガチガチになっています。
やることは、「TrustedInstaller」や「SYSTEM」から「Administrator」へのアクセス権の変更です。
以下、各キーを削除するための設定です。数が多くて、設定するのに骨が折れます。
レジストリーで削除できないキーに出会うと、以下の手順を行います。
・キーを右クリックして、[アクセス許可]を選びます。
・「〜のアクセス許可」ダイアログが開くので、[詳細設定]ボタンを押します。
・「〜のセキュリティの詳細設定」ダイアログが開くので、所有者の変更を押します。(所有者が「TrustedInstaller」や「SYSTEM」だと削除できないからです)
・「ユーザー または グループの選択」ダイアログが開きます。
・「選択するオブジェクト名を入力してください」に「Administrators」と入力して[名前の確認]ボタンを押します。内容を確認した後、[OK]ボタンを押します(これで所有者を変更できます)。
・「〜のアクセス許可」まで戻ります。
・「Administrators」を選び、「フルコントロール」を許可します。
こうやってキーの所有者を反映しても、削除できない場合は、配下のキーも同じように所有者を変更して、「フルコントロール」を許可していく必要があります。
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