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[大人の社会科見学] 芝浦水再生センター

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2014/05/14(水) 12:17:32
 いつもの大人の社会科見学です。太郎さんと一緒に、品川にある「芝浦水再生センター」に、2月6日に行ってきました。というわけで、感想です。

□ 水再生センター一覧−有明水再生センター

芝浦水再生センター



● どういった施設か

 ありていに言うと、下水処理施設です。品川駅から徒歩15分の位置にあり、処理区域は、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区の大部分および、品川区、文京区、目黒区、世田谷区、豊島区の一部です。その区域の面積は6,440haで、山手線の内側ぐらいになるそうです。

 施設の面積は、199,127平方メートル。ちなみに東京ドームは、46,755平方メートルなので4.3倍になります。

 処理能力は、日当たり830,000立方メートル。ちなみに東京ドームは、1,240,000立方メートルなので、67%ぐらいになります。

 この水をきれいにして、東京湾に続く運河に放流します。

芝浦水再生センター



● 地図と違う?

 太郎さんと施設に行く途中、地図と景色が違うので混乱しました。芝浦水再生センターがあるはずの方向に、巨大なビルがあるのですね。

 そして、近付いていくと、ただのビルではなく、建設中のビルでした。施設に着いて、話を聞くと、土地の上部がもったいないから、面積の一部を使い、巨大なビルを建てて覆うようにしたのだと。

 工事の間、水を別の場所で処理しないといけないとか、いろいろと大変みたいですが、東京の土地は足りないので、これはありだなあと思いました。

 ただ、地下で汚水処理というのは、湿気が大丈夫なのだろうかと、ちょっと不安でしたが。



● 勘違いしていたこと

 最初、「水処理の施設」という漠然とした把握でいました。そのため、事前に調べるまでは「上水」の施設だと思っていました。「東京の水は、飲めるようになった」という話が、やたら喧伝されているので、それ関係かなと。

 実際は逆でした。下水でした。きちんと調べるのは大切ですね。



● 見学の冒頭で驚いたこと

 見学の予約は太郎さんがしてくれました。その際、会社を聞かれたらしく、太郎さんは自分の勤めている会社の名前を答えたそうです。

 そのせいで、案内の職員の方が、「会社の仕事で出る汚水に対する、技術や施設の視察」と思い込んでいたようでした。

 すみません。うちら二人、完全に個人です。特に、私なんて、完全にデジタルの仕事です。

 10分ぐらいは誤解が解けていないようで、こちらが恐縮してしまいました。



● 下水の再生と治水

 社会科見学の冒頭は、定番のビデオ上映と解説でした。

 その際に「なるほど」と思ったのは、下水というのは治水でもあるのですね。豪雨が降った際に、効率よく水を排水するのも、下水の大切な仕事なわけです。

 そこは念頭になかったので、「そうか、そうだよね」と思いました。



● 焼却用汚泥の輸送

 下水処理の過程で出た汚泥は、別の場所に移動してまとめて焼却します。この輸送は、パイプを使って行います。複数個所の下水処理施設で共有していたりするので、結構な距離になります。

 最初聞いた時、「詰まってしまわないか?」と思いました。そこで質問したところ、97%は水だそうです。そして、時間を決めて、フラッシュさせて(水だけを流して)自動掃除するそうです。なるほどと思いました。

 ちなみに、パイプには通信用の光ケーブルも通しているとのことでした。



● セラミック膜ろ過

 汚泥の濾過には、セラミック膜(練炭みたいなの)を使います。

 目詰まりしないのか尋ねたところ、定期的に取り出して洗浄するそうです。まあ、当たり前と言えば当たり前ですね。

 けっこうメンテナンスが大変だなと思いました。



● 反応槽の微生物

 さて、この施設は下水処理場なのですが、何をしているかと言うと、大きなゴミを取ったあとは、そこらの川にいる微生物に勝手に分解させるそうです。

 とはいえ、普通の状態では分解速度は遅いです。そして、嫌気性の生物が大量に発生すると悪臭が出ます。ではどうしているかという、反応槽という巨大なプールみたいな場所で、大量の空気を送り込んでいるわけです。

 つまり、電気を使って、好気性生物を大量発生させて、ガンガン分解させているわけです。

 この微生物たちは、川の水を入れて、三か月ぐらいぶくぶくさせていると、いい具合に大量発生するそうです。

芝浦水再生センター



● 秘伝のたれ的な微生物

 さて、好気性生物を大量発生させて分解しているわけですが、新しい施設を作った際に「そんなに待てないよ」という場合には、微生物たっぷりの泥(活性汚泥)を、のれん分けするそうです。

 うなぎのたれみたいだなと思いました。



● 階層化と上部の緑化

 最初の方に、施設の一部にビルを建てていると書きましたが、その他の場所はかなりの面積が緑化されて公園やスポーツ施設になっていました。

 また、反応槽を二層化したり、土地の有効活用には苦慮している様子がうかがえました。



● レンガ

 一時期、焼却した泥をレンガにしていたそうです。でも、やめた理由は「レンガの単価が高かったから」だと。

 まあ、何かに使いたいのは分かりますが、高いとどうしようもないですね。

 横浜の道路にも、そういったレンガの道があったなと思って尋ねたところ「東京でやったら、横浜が真似した」とのことでした。

 少しだけ「横浜の奴め、真似しやがって」という感じでした。



● 人間が浮かない反応槽

 さて、反応槽は大量に空気が混入しています。つまり、滅茶苦茶軽いわけですね。

 そこに人間が落ちたらどうなるか。「落ちたら死にます。人間は浮かび上がってきません」だそうです。

 コブラとかでありそうなネタだなと思いました。確か、比重の重い湖か池の話があったはずなので。

芝浦水再生センター



● 水鳥と冷暖房

 最後から二番目の処理になる第二沈殿池は、反応槽で混ざった泥を沈殿させて取り除きます。その後消毒して水を放流します。

 この第二沈殿池の水は、夏は涼しく、冬は温かいそうです。そのため、私たちがいった2月は水鳥が大量に遊びにきていました。

 また、この水は近隣ビル(ソニーのビル)の冷暖房にも使われているとのことでした。

芝浦水再生センター



● まとめ

 語り口は、あまり慣れていない様子でしたが、内容はなかなか面白かったです。

 あと、見学で小学生や大学生(単位が付く)が来るそうですが、小学生は勉強熱心でたくさん質問をするけど、大学生はただ見て帰るだけだそうです。

 ありそうな話ですね。けっこう面白い施設だと思ったのですが、単位目当ての大学生には、そこに目がいかないのだろうなと思いました。
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