クロノス・クラウン - 記事検索

おすすめ
自作の本やゲーム他を販売
便利なWebアプリが多数
ソフトウェア
めもりーくりーなー Winのメモリーを掃除
Novel Supporter 小説推敲補助ソフト
PCソフト まとめ
Webサービス
Kindle Unlimited マンガまとめ 巻数の多いマンガを集計
ゲームブック
闇の聖杯の儀式 電書のゲームブック
ゲーム
Little Land War... Win向けSRPG
Little Bit War Switch向け高速RTS
TinyWar... 1面数分の8bit風RTS
EX リバーシ 変形盤面、盤面多数
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B01AV0P57G/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B01AV0P57G&linkCode=as2&tag=cronuscrown-22
2016年01月21日 10:41:05
 「KDP(kindle direct publishing)」で本を1冊出してみました。



 Webで公開している「マンガで分かるJava入門講座 基本〜オブジェクト編」のkindle版です。

マンガで分かる Java入門講座

 PDFで1100ページ以上ある原稿なので、kindleやタブレットなどの方が読みやすいです。

 PDF版は去年の8月に出していたのですが、KDPはやったことがなかったので、ずっとペンディングしていました。

 もっと早くやるべきでした。KDP自体は、数年前からやろうとしていたのですが、面倒だと思い、放り出していました。

 というわけで、KDPで1冊出してみた感想をまとめてみたいと思います。



● KDPに登録

 KDPが気になっていながら、ずっと利用していなかった理由に「EIN(Employer ID Numbers)」の取得がありました。

 アメリカと日本で、二重に税金を徴収されないためには、アメリカにFAXを送り免除申請をしなければなりません。これをしないと、税金30%が引かれてから入金になります。

 KDPを面倒臭がっていた理由がこれだったのですが、いつの間にか、日本での販売は必要なくなっていました。今まで面倒臭がっていた理由は、何だったのかと。

 アメリカで販売する際は、相変わらず必要ですが、日本語の本がアメリカで売れるわけもないので、実質不要です。

 Googleで検索して上位に出てくる情報が古すぎたのですね。Amazonは、随時改善がされているので。

 というわけで、Google検索に期間を指定して1年以内の情報を見てみると、様々な点が変わっていました。

 そして、KDPに登録してみたら、あっけなく本が出せました。腰が抜けそうになりました。

 ただ、出版申請の画面が2ページになっていて、最初のページを変更したら、2ページ目でも変更ボタンを押さないと反映されないなど、微妙に出すまでに手間取りました。

 それ以外は、悩むところは、ありませんでした。



● mobiファイル

 KDPで本を出す際には、いくつかのファイルフォーマットが使えます。これらは最終的に、mobiという拡張子の形式に変換されます。

 そのため、HTMLで原稿を作り、「Kindle プレビューアー」にドラッグ&ドロップして大まかに確認したあと、「KindleGen」で正式なファイルをコンパイルしてmobiファイルを作りました。

 想像以上に簡単でした。ただ、問題点もありました。

 HTML→mobiで困った点は、以下の所です。

◆「警告(SA):W20001: SA に失敗しました」という警告が出る。

 どうもページ数が多いと出るっぽいです。特定のページで出るわけではなく、ページ数が増えると出ます。

 ネットに情報がほとんどなかったのですが、この警告が出たままのファイルで販売できました。無視して大丈夫っぽいです。

◆「情報(pagemap):I8000: 本の中にページマップが見つかりません」

 無視して構わないようです。ページマップ自体は、アドビの独自機能で、非標準だそうです。

◆オンライン版プレビューアーとローカル版プレビューアーで見栄えが違う。

 オンライン版では「<mbp:pagebreak />」(改ページの独自タグ)が利いていませんでした。「<div style="page-break-after:always;"></div>」は上手くいっていましたので、そちらにしました。

 これは仕様なのかバグなのか分かりません。

◆全画面表示の画像が消える。

 KDPのマニュアルには「height="100%"」を指定するように書いてあったのですが、こうすると、数ページに1ページの頻度で、「Kindle Fire」系の端末で、全画面表示にした画像が消えるのですね。

 どうも画像の伸張処理に失敗しているようです。e-ink系は大丈夫です。

 これは「width="100%"」で回避できたので、そちらで提出しました。

 このように、合計4点を悩んで試行錯誤しました。結論だけ書くとあっさりとしていますが、これらの問題を特定して解決するのに、丸二日ほどかかりました。



● 公開後に気づいたこと

 公開されたあとに気づいたのですが、販売ページの本の枠の右側が見切れています。KDPのサイトには、枠は3ドットと書いてあったのですが、それじゃあ、足りないっぽいです。

 ちなみに、公開ページ用の画像は、1600x2560ドットで作っています。

 仕方がないので、枠の幅を12ドットに変えて差し替え申請中です。販売ページの画像だけ、差し替え依頼を出しています。反映は、72時間ぐらいかかるそうです。



● まとめ

 というわけで販売中ですので、ご興味のある方は、ご購入いただければ幸いです。

 他にも、色々とKDPで出していきたいですね。

最新20件 (全て見る)

オススメ電書 (全て見る

動画講座 (全て見る

サイト目次

おすすめ

PCソフト/Webアプリ

ゲーム

マンガ

記事

柳井の同人活動

開発

携帯・スマホ

アナログ・ゲーム

Cronus Crown(クロノス・クラウン)のトップページに戻る
(c)2002-2024 Cronus Crown (c)1997-2024 Masakazu Yanai
ご意見・お問い合わせはサイト情報 弊社への連絡までお願いします
個人情報の取り扱い、利用者情報の外部送信について