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『講談社 NOVEL DAYSリデビュー小説賞』参戦

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2018/12/13(木) 22:10:15
 講談社の小説系編集部が、『講談社 NOVEL DAYSリデビュー小説賞』というのをおこなっています。後発のネット小説サイト『NOVEL DAYS』に小説を投稿して、編集部の人が選ぶ賞です。

「リデビュー」という名前のとおり、既にデビュー済みの人が対象です。いわゆる「持ち込み」営業のネット経由バージョンというわけです。

 というわけで、本日から参加を始めました。

「いろいろとチャレンジするよ!」の人なので。

 何日かかけて数話ずつ公開する予定なので、全てアップするまでに2~3週間ぐらい掛かるのではないかと思います。

 参加に利用した原稿は、2012年のKADOKAWA『日本ホラー小説大賞』の最終候補作を、改題、改稿したものです。

『南方呪術島の攻略――空想科学オカルト冒険小説』

 というわけで、今回の参戦に当たって、いくつか記録を残しておいた方がよいなと思ったことを、書いておきます。

● 小説家としての生き残り戦略



 いちおうプロデビューできて、文藝春秋2冊、新潮社1冊と、3冊本を出せたとはいえ、どこかでヒットが出なければ先はありません。

「先がない」というのは、「食っていけない」という意味ではなく、「出版社から次の本が出ない」ということです。

 出版社のモデルは、大量の小説家をデビューさせて、集金力の高い小説家を残して、残りは全て捨てるというものです。

 毎年、多くの小説家がデビューして、そのうちの数パーセントも残らないのは、そうした理由です。

 コンテンツ業界は当たると大きいので、そうしたモデルが成り立ちます。

 このモデルに、ヒット作がない小説家が対抗するには、本を出せる出版社の数を増やして、リスクを分散することです。特定の出版社で売れなかった場合にも、他の出版社から出すルートを残すわけです。

 そのためには、より多くの出版社の編集者に、名前を記憶してもらわなければなりません。そして、原稿を読んでもらわなければなりません。

 知らないし、読んだこともない人の本を出すには、何らかの次元の歪みが必要です。

 というわけで、わざわざ出版社の編集部が、デビュー済みの人向けに「原稿を読むよ」と言っているので、営業活動の一環として参加することにしました。

● 古い原稿をリライトするということ



 毎回、新しい原稿に取り組む際には、一つ以上のチャレンジを盛り込むようにしています。

 今回、取り組んだことは「過去作のリライト」です。

 数年前に書いた原稿に対して、現在の自分の目で見て、何が悪かったのか、どうすればよかったのかを考えて修正する。それとともに、文章もアップデートする。

 そうすることで、自分の強みや弱み、何がダメで、どう成長したのかを、確認できると思いました。

 また、そのリライト対象としては、過去に賞の最終候補になった作品を選びました。最終候補に残ったということは、ある程度、面白さの保証があるはずですから。

 そして実際にリライトをしてみたのですが、これが想像以上に大変でした。

○ 文章



 まず、文章がまるで違います。6年も前だと「これはさすがに……」というレベルです。よくこれで最終候補に残ったなと思いました。

 ほぼ全て修正する勢いで文章をアップデートしなければなりませんでした。しかし、今とは書き方が違うので、かなりしんどかったです。

○ 小説の構成



 次に、小説の構成がまるで違います。毎回、小説の構成を少しずつ変えていたというのもあるのですが、今のメソッドで物語が作られていなかったので大変でした。

 あと、当時は解決できなかった部分などもあり、そこは今回対策を施しました。しかし、その対策がいったんは失敗しました。

 いつもチェックしてもらっている先輩に読んでもらったところ、意図通りの効果を発揮できていないことが分かり、さらに時間をかけて、その問題の解決を図りました。

 本当に難しいと感じました。

 問題解決が意図通りの成果を上げないことは、他の分野でもあります。ここら辺は、メソッドの引き出しの多さが物を言うと思います。私には、その引き出しが、まだ欠けていたようです。

○ 視点



 もう一つ大きなところは、視点です。この頃は単独視点で書いていたのですが、今は、章や節で複数のキャラクターの視点を切り替えてます。

 単独視点だと、主人公以外のキャラクターの掘り下げが難しいのですね。短編から中編だと単独視点でもよいのですが、長編になると、それぞれのキャラクターの過去を描いた方が、話が深まります。

 また、単独視点だと、情報の出し方も難しくなります。端的に言うと、不自然な情報出しになる可能性が高くなります。複数視点だと、ばらばらの場所で、読者に情報を出せるので、難易度は低くなります。

 というわけで、そういった点でも、今とは違うなと思いました。

● 最後に



 今回投稿をしているのは、『日本ホラー小説大賞』で2度目に最終候補になった原稿ということで、個人的には思い入れのある作品です。

 とはいえ、今の視点から見ると粗も多く、驚くとともに、自分の成長も実感できました。修正には3ヶ月かかり、普通に書くよりも下手をすると時間が掛かるぐらいでした。

 いろいろな作家が文庫の後書きで、「昔の原稿なので、直そうと思ったけど、断念した」みたいなことを書いている理由がよく分かりました。数年経つと、別物ですね。

 というわけで、色々と実験をしながら手直しをしましたので、読んでいただければ幸いです。

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