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2004年11月05日 00:33:02
 本日は7時に起床。ホテルの2階でバイキング形式の朝食を取り(当然キムチあり)、COEX(国際総合展示場)にタクシーで移動。昨日の反省から、最初から英語しか話しません。日本語は通じないものなので。観光目的じゃないので、日本語環境は特にないです。
 程なくCOEX会場に到着、下車。看板の地図を見る。うーん。昨日から疑問に思っていたのですが、韓国に来てから見る地図、見る地図、現在位置が書いていないのですが。韓国の現地の人はそれでもハングルを読めばどこにいるのか理解できるのでしょうが、私にはさっぱり理解できません。日本語の仮名も打っていないし。九州や東京の駅で、日本語、英語、中国語、韓国語が併記されているのは、旅行者にとっては非常に有難いことなんだなと今更ながら思いました。
 「取り敢えず、会場は3階だよな」ということで3階に移動。
 9時にデジタルコンテンツ協会のKさんと待ち合わせをしていたのですが、数日前に届いたメールを確認すると「入り口で会いましょう」としか書いておらず、COEXの入り口なのか展示会場の入り口なのか判別が付きません。そこまでは考えが至っていませんでした。仕方がないので、携帯電話で日本のデジタルコンテンツ協会に電話をかける。9時半からしかやっていないそうですが、たまたまいた方からKさんの電話番号を教えてもらい、無事、電話番号を聞き出し携帯電話に電話が繋がる。というわけで9時5分ぐらいに無事合流できました。よかった、一安心です。
 Kさんに聞くと、入館するには展示者パスが必要というので、2人で事務局に行き、私のパスを作ってもらう。できたのを見て首をひねる。あのー、ExhibiterではなくBuyerというパスになっているのですが……。「No Problem!」Kさんの力強い返答を受け、びくびくしながら入館。というわけで何事もなく会場入りできました。
 さて、いよいよ設営です。日本から持ってきた資料をぺたぺたと壁や机に貼り、VAIO-U(ノートパソコン)を起動し、P505(携帯電話)を起動して最低限の準備は完了。同じく日本から持ってきた麻縄で、VAIO-UとP505を机の足に縛り付けて盗難を防止。10時開場なのでこれで間に合いました。
 その後、私以外にもデジタルコンテンツ協会経由で来た2団体の方々と挨拶をしたり、同協会の方と名刺交換をしたり、韓国の主催団体の方と名刺交換をしたり、Kさんから注意事項の確認を受けたりしました。Kさんいわく「1時30分には、韓国の文化観光庁長官(日本の大臣にあたる)が来るので、ブースを離れないようにと。韓国は政府の後押しが凄いです。国ぐるみでコンテンツ開発者や会社をプッシュしています。日本とはだいぶ違う印象が。
 そしていよいよ10時。
 開場かと思うといきなり連絡事項が伝えられます。「準備が押しているので、開場を11時にします」日本から来ていた私達3社は全員総ずっこけ。周りを見ると、日本から来た私たち以外はかなりの会社が悠然と準備をしています。昨日の飛行機の遅れといい、どうも時間の遅れはそれほど気にしないお国柄のようです。
 仕方がないので他のブースを見たりしているうちに、いつのまにか開場。Kさんに「もう始まっているんですか?」と尋ねると、「始まっているようですよ」と。11時より10分ほど前なのですが。どうも時間はあまり関係ないようです……。
 さて、今日明日はBtoBの日。ビジネスをするために100,000ウォン(1万円)払った人だけが入れる日です。全員本気です。というわけで、ここから修羅場の始まりです。
 と思ったら、最初に通りがかったのは日本人ばかり。時間通りに来るのは日本人ばかりですか。というわけで、KDDIの部長さんがふらりと立ち寄り「韓国、今回が初めてで、今から英語でプレゼンしないといけないんだよ〜」と不安を吐露。「大丈夫です、私も韓国初めてで、日本語しか喋れないのに今から英語で話し続けないといけないんです〜」と、お互いに異郷の地で変な励まし合いを。その後は日本のアトムショックウェーブ(ショックウェーブのサイトの会社)の社長さんが通ったので「○○さん、なかなか色よい返事くれないんですよ〜」と言うと「○○は今てんぱっているからね〜」と。そんな感じで雑談。だいたい日本人が一通り掃けると、いよいよ日本人以外がやって来ました。さあ、これから英語ばかりの1日の始まりです。
 結論から言うと、この日1日でこの10年間分ぐらい英語を話しました。英語は特に喋れない私ですが、身振り手振りで補いながら、ゲームの紹介、ビジネスの話、契約条件、雑談などを1日中話していました。「Can You Speak English?」と聞かれると、取り敢えず「Yes!」と叫ぶ。聞かれなくても英語でこちらから話し掛ける。それの繰り返しです。日本語はまったく役に立ちませんので。
 そういった会話の中で分かったこと。
1.アジア圏は日本の中学生程度の英語を学んでいれば会話が成立する。
2.欧米人相手には日本人の高校卒業程度の英語は通じない。
 アジアは、今回の韓国、中国、マレーシアに加え、7年前のインドでも私のインチキ英語で話ができました。欧米人は今回思いましたが相当難しかったです。
 以下個人的な今日だけの感触なのですが、アジア人は相手が聞き間違ったり首を傾げると、お互いに違う単語を提示して会話を続けようとします。それに対して欧米人は、相手が聞き間違ったり首を傾げると、その単語を必死に正しい発音で発音しようとします。
 しかし欧米人のそれは無駄な努力です。そもそも正しい発音で言われても、知らない単語は知りませんし、聞き取れない単語は聞き取れません。色々な人と今日1日話してそう思いました。無理な物は無理。
 あと、英語での発声方法は日本語とは違うので、そこだけ注意していれば相手に聞き取らせることは可能です。日本語は高低アクセントの言語で、英語は強弱アクセントの言語なので、適当に映画で聞いたようなアクセントで軽快にリズミカルに喋ると、少々発音が変でも相手に言葉は通じます。そもそも面と向かって喋っているので、少しぐらい間違っても状況で推測してくれます。相手は人間なので。
 この原則で自信満々で適当に喋りました。その結果、聞き取りが大変(単語の意味が分からない)で困ることはあっても、こちらから喋った言葉が相手に通じないということはなかったので、これで問題ないということが確認できました。
 あと喋るときは無理に直訳せず、知っている単語だけで喋り、どうしてもすぐ出ない動詞は身振り手振りで代用して喋ると通じました。動詞も、2音動詞(make,think,hopeなど)が便利で使いでがありました。相手の聞き間違いは絶対ないし、これでほとんどの意思疎通はできますし。というか、途中からほとんど2音動詞で済ましていました。日本人は完璧主義なのできちんと喋らないといけないと思いがちですが、適当でも意思疎通はどうにかなったりします。というかなりました。
 基本的に今回はモバイルゲーム&ネットワークゲームを前面に出したイベントだったそうで、うちのコンテンツは「Good!」と何度も言って頂きました。あまり複雑なウォー・シミュレーションゲームとかは日本以外ではないそうなので。
 さて、途中の食事は、1時半の大臣来訪を避けるため、11時過ぎにCOEXの地下のCOEXモールで取りました。安い店で500円ぐらいのあんかけご飯を頼んだのですが、凄い量でした。韓国の人はどうも大食漢のようです。そしてとても辛かったです。
 食事に行く途中、COEXの1階でEDCURE(つづりうろ覚え)というイベントがやっていたので外から覗いてみました。凄い人の入りです。何だこの熱気は。後で聞くと0〜5歳向けの教育系商品のイベントらしく、お受験が盛んな韓国では大盛況のイベントということでした。
 また会場では、お隣のブースのジースポートのOさんとも仲良しになりました。
 それと、来場者との会話で特徴的だったのは、デバイスに関する質問です。どうも日本の小さなデバイスが珍しいらしく、VAIO-Uと、P505と、携帯電話のUSB経由の充電器が大人気でした。なんでこれらのデバイスの商品説明をしているんだろう私。聞かれるままに、色々と解説していました。
 そんな感じで怒涛のように英語で商談をしたり、雑談をしたりして17時、本日の終了時間に。始まりが曖昧でしたが終わりも曖昧。終了の放送も何も流れないです。ここらへんも日本とは大きく違います。日本だと必ず蛍の光が流れるのですが。
 さて、一度ホテルに帰還。7時30分からグランドインターコンチネンタルホテル(以下コンチ)という高級ホテルでVIPレセプションがあります。それに参加するために再度タクシーで移動しないといけないです。タクシーに乗るために、泊まっているホテルの前に出たのですが、タクシーが1台もいません。仕方がないので、フロントのお姉さんにお願いしてタクシーを捕まえてもらいました。日本と捕まえ方が同じかどうか分からなかったので……。
 6時半ぐらいにコンチに到着。
 レセプション会場前は、なぜか欧米人だらけです。なぜだ? あとで韓国の人に聞いた話だと、ヨーロッパの人たちをたくさん呼んだからだそうです。
 ぶらぶらしていると韓国文化コンテンツ振興院の東京事務所のIさんに話し掛けられ会話開始。色々とお話を聞き、途中で「韓国ゲーム開発及びプロモーション協会」のJさんも交え情報交換に。韓国って、国をあげてゲーム開発を支援しているのですね。日本とは違うなあと思いました。
 レセプション開始。
 おいしい食事を食べ、日本から来た方とまだ余り喋っていなかったこともあり色々と話をし、韓国の役所の方から韓国のコンテンツビジネスの現状を聞いたりする。また、日本のインターサイエンスのK田さんと、レセプション開始の挨拶をした偉い方に特攻名刺交換に行ったりする。KDDIの方とも再び会い、BREWの情報を聞いたりする。
 ほどなくレセプションもお開きになった頃に、K田さんの所にふらふらと行くと「柳井さん、サウナですよサウナ、トラディショナルなサウナに行きたいのですよ!みんなで行きましょう!」と。K田さん、同じ会社のIさん、お隣のブースのジースポートのOさん、Oさんの現地パートナーの方、私の5人でワゴンタイプのタクシーでサウナに移動。風呂(42℃)、普通のサウナ(82℃)、黄色泥サウナ(76℃)、寒い場所(19℃)、アメジストサウナ(69℃)と色々な温度の場所に入って来ました。このサウナで一番驚いたのは、サウナの休憩場所にPCがずらりと何台も置いてあり、インターネットカフェのようになっていたことです。韓国では、こんな所にまでインターネットが普及しているのかとびっくりしました。
 全員すっきりした後、タクシーで解散。部屋に戻ってきて、メールチェックをして、この文章を書きました。そろそろ就寝です。
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