2005年05月15日 17:28:48
(mixiに書き散らした文章からの修正転載)
半落ちは、完全な泣き映画でした。涙でティッシュペーパーを相当消費しました。
「細かい機微を積み上げたい時は、設定と物語をとことんシンプルにしないといけない」というセオリーの見本のような物語。
派手なトリックも奇抜な発想もないです。しかし「シンプルだから故に、観客に自分で色々と考えさせる」というのは、基本中の基本で、分かっていてもやるのは難しい。勉強になるなあと思いました。
私自身はどちらかというと、こねくり回したくなる人なので、シンプルだけど、人を引き付けるにはどうすればいいかということを考えさせられました。
しかしまあ、ミステリではないですね、死生観を問うタイプの感動物です。人によって好みは分かれそうです。ミステリを期待して見ると、肩透かしを食らうと思います。