2005年09月27日 18:41:44
9月の上旬頃に「ドラムライン」という映画をDVDで見ました。
どういった映画か、粗筋は以下の通りです。
天才的技術を持つ小太鼓奏者の主人公(黒人)。彼は大学の奨学生として、アメリカンフットボールの間に演奏するバンド(軍隊の鼓笛隊にパフォーマンスを加えたようなもの)にスカウトされた。
だが、彼は自分の能力を過信し、個人プレイに走る。しかしバンドの音は、全員が揃ったときに素晴らしいものになる。彼は仲間たちとの数々の衝突とともに、他人と協調し、その上で自分の力をチームのみんなのために発揮することを学んでいく。
また成長するのは彼だけではない。彼と関わった者たちも自分の殻を破る。
音楽を真摯に愛し、古い時代の楽曲にこだわり続ける、融通の利かない監督。
統率力はあるが、出る杭として主人公を叩こうとする、打楽器チームのリーダー。
ダンスを愛しているが、親の意向に逆らうことを恐れている、哲学科の年上の彼女。
バンドに入ったはいいが、音楽的才能が追いつかずに苦悩する、白人のルームメイト。
主人公を含めた彼ら登場人物たちが、精神的に一回り大きくなり、対立から和解に至り、そして共通の目標のために全力を尽くす。その過程が、格好よいバンドのパフォーマンスと、荒れ狂うようなリズム隊の音の渦とともに描かれていく。
それが、この「ドラムライン」という映画です。物凄く正統派の物語。
人間の成長が幾重にも描かれ、とても面白い映画だったのですが、一点だけ大きな難点がありました。
誰が誰だか分からない。
最初は、主人公だけ特徴のある髪型をしていたのですが、途中で罰として髪を剃られます。それ以降、主人公の顔を探すのが困難になります。出て来る登場人物はほとんど黒人で、大学という舞台設定上、みんな同じぐらいの年齢です。そしてバンドなので、みんな制服を着ています。
はっきり言って、主人公がどこにいるのか分からない。
アメリカ人にとっては黒人の顔は見慣れたものなので区別が付くのでしょうが、私のような人間には見分けが付きません。
俳優には、もっと特徴的な容貌だったり、動きをして欲しいなと思いました。