2005年11月10日 02:39:27
映画「マッハ!」のDVDを10月中旬に見ました。
CGなし、ワイアーアクションなし、早回しなし、スタントなしのガチのアクションで、ムエタイだけを武器にして戦い続けるという映画です。
公開当時から気になっていたのですが、最高でした! 面白かったです!
ハイレベルなアクションを、出し惜しみなく、途切れることなく連続させて、アドレナリンを出っぱなしにしてくれるハイテンションムービーです。
本当に痛そう、破壊力ありそう、スゲエ、というのが画面とスピーカーから物凄い勢いで伝わってきます。
格闘アクション好きの人は、ぜひ見るべき映画です。「アジア映画というと編集がゆるくて冗長なものが多い」と思っている人でも安心です。本作は編集がうまく、どんどん話が進んでいきます。物語もきっちりしていて楽しめるようにできています。
正直言って「アジア映画、侮れないな」と思いました。
さて、ストーリー。
村の若者ティンは、村一番のムエタイの達人。あるとき、バンコクからやってきた悪者に、村の至宝である仏像の首(オンバク)が盗まれてしまう。
彼は村人たちの熱い思いを胸に、オンバクを取り返すためにバンコクに旅立つ。
バンコクには、村出身のハム・レイという「ぐうたら者」がいた。彼はムエという少女と一緒に人を騙しては日銭を稼ぐ生活を送っていた。
ティンはハム・レイの父親から預かった手紙を持っていき彼に会う。そしてオンバク探しに協力してくれと頼む。だがハム・レイは、ティンのムエタイの実力を使い、賭け試合でボロ儲けをしようと企む。
その賭け試合の場には、オンバクを盗んだ盗人の親玉も一枚噛んでいた。
「ハム・レイの尻拭い」「賭け試合のトラブル」「麻薬の密売」などに巻き込まれながら、ティンはオンバクを取り返そうと奮闘する。親玉の悪辣さと、ティンの熱い情熱に打たれたハム・レイは、ティンと協力してオンバク奪還を手伝うことを決意する。
そして悪の親玉を二人は追い詰めていく。
こんなお話です。オーソドックスで単純ですが、けっこういろんな要素が入っていて、息も吐かせぬピンチが次々と訪れます。
ともかく、面白かった〜。
話もしっかりしているし、何よりアクションのレベルが相当高い。そして格闘が滅茶苦茶格好いい。
ムエタイの破壊力に「スゲエ!」と思わず叫びます。
純朴な顔で、ドゲシャ!、ベゲシャ!と悪人を倒していくティンが爽快です。
これは見るべき映画だなと思いました。