2005年12月30日 00:49:32
映画「L.A.コンフィデンシャル」のビデオを11月中旬に見ました。
うーんまあ、悪くはないし、それなりに面白いけど、欠点のある映画だなと思いました。
その欠点とは「脚本の整理ができていないこと」。
138分の映画なのですが、“通常の映画の尺”に合うように物語や登場人物の整理が出来ていないし、無駄なシーンも幾つかある。それに中盤の中だるみがある。
登場人物を1人ぐらい減らし、脚本を整理すれば120分ぐらいでうまく収まりそうです。
やりたいことは分かるんだけど、脚本がきちんと仕事をしていないという印象が強い映画でした。物語としては興味深いですが、映画というフォーマットにきちんと乗せきれていない。
世間の評価は高いようですが、私の評価は高くないです。
少なくとも、私が人に薦める映画ではないなと思いました。
以下、粗筋。
ロサンジェルス市警。
強面で実直のバドは、女性に暴力を振るう男が許せない刑事。
父親が伝説の刑事だった若いエドは、“出世至上主義”と陰口を叩かれる幹部候補生。
エドが警部補に昇進した頃、ロサンジェルスでは大物の悪人が死に、瞬間的な「悪の勢力の空白状態」が起こっていた。
その混乱に乗じた闘争に、バドとエドは、それぞれ別ルートで巻き込まれる。2人はそれぞれ自分の目的に向けて動いているうちに、対立しながら徐々に事件の核心に迫っていく。
話は要約するとこんな感じです。そこに、いろんな人物や事件やロマンスなどが絡んで、緊迫した展開を見せていくという内容です。
もう少し、人物や事件を整理すれば、いい映画になっていただろうにと思いました。
原作が小説のようですが、たぶん小説を再現しようと考え過ぎて、映画としての脚本の整理に失敗したんだろうなと思います。
小説を映画にする場合は、大胆な刈り込みと、主題以外の削ぎ落としをしないと、映画としてはいびつなものになってしまいます。
「欲張り過ぎはよくないな」というのが素直な感想です。