2006年02月01日 02:44:11
映画「TAXi」を12月下旬に見ましたので感想です。
うーん、まあ普通に面白かったです。でも、それ以上ではないです。私は車にはまったく興味がないので。
たぶん、車好きの人はもっと面白いのだろうと思いました。
以下、粗筋です。
主人公はタクシー運転手。しかしその職業は仮の姿で、本業は改造車で高速移動を請け負う、違法タクシーの運転手。
もう一人の主人公は刑事。だが彼には大きな欠点がある。車の運転ができない。そして失敗ばかりのドジ男。
ある日、タクシー運転手はこの刑事を客として車に乗せる。そして相手が刑事だと気付かずに爆走して免許を取り上げられる。
そして、その免許を返すことを条件として、“メルセデス団”という、大胆不敵な銀行強盗たちを捕まえるのに協力するように言われる。
二人のでこぼこコンビは、強盗団を逮捕しようと奮闘する。
少し異色の刑事コメディーという感じです。コメディー映画で重要なのは、テンポとセンスなのですが、「まあこんなものかな」という感じでした。
センスといえば、警察署長のセンスは面白かったです。強盗団捕獲作戦に毎回「作戦名」を付けるのですが、「クールに冷静に今度は行くぞ。作戦名は……(ポーズを取って)禅!」とか、なかなか面白かったです。
あと、強盗団を罠にはめる最後のシーンはよかったです。「これは流石に想像付かなかった」と思いました。あれは、ビジュアルインパクトが強い、よいシーンです。
それ以外は、平均以上だけど、特に凄い映画だとは思いませんでした。
本作は、リュック・ベンソン監督の作品で、フランス映画です。
そして映画の基本構造としては、「フランスに強盗に来るドイツ野郎どもをブッ飛ばす」になっています。微妙に、第二次大戦を引きずった台詞が多数あります。
「フランス人は、今でもドイツ人が嫌いなのか?」と思いました。
あと、映画を見終わったあとに本作の予告編を見ました。そこで、「フィフス・エレメントから一年!」と出てきて、「ああ、そのタイミングだから、やたら低予算映画っぽい臭いがしているのか?」と思いました。
ちなみに、「フィフス・エレメント」は映画館に見に行きました。あれは、変な意味で面白かったです。妄想大爆発という感じで。そして、デザインセンスが秀逸でした。
「TAXi」は、シリーズ化されていて、ハリウッド版も出ている映画なので、押さえておかないといけないなと思っていました。
好きな人は好きそうなので、「固定ファンは付きそうな映画だな」というのが、感想でした。
追伸:
友人情報だと、「TAXi」は1より2のほうが面白いらしい。そのうち見てみます。