2006年02月09日 11:40:48
映画「ジュマンジ」のDVDを1月上旬に見ましたの。
ロビン・ウィリアムズは、童心の大人を演じさせたら天下一品だな〜。
何はともあれ、面白かったです。
(以下、冒頭部分のネタばれあり)
本作は、「プレイしだすと周囲にとんでもないことを引き起こすゲーム」を、子供二人と大人二人が最後まで遊び続ける映画です。
そんな危険なゲームを、「どうやってプレイするように動機付けるのか」「どんなメンバーにプレイさせるのか」がこの映画のキモになるだろうと思っていたのですが、“そうくるか”という感じで設定が作られていました。
まさか、冒頭でプレイした子供たち二人の二十六年後に、また新しい子供二人がゲームを始め、そのことで四人が揃うとは予想していませんでした。
この時間のズレを利用して、キャラクターの役割分担をうまく行なっていました。
子供は姉と弟。大人は、ゲームのせいで二十六年間ジャングルで暮らして高い能力を見につけた男。そして、ゲームのせいで人生を狂わされた女。
あとは、「いろんなことが次々と起こって楽しい、子供向けお正月ムービー」という感じで、楽しく映画は進んでいきました。
ゲーム自体は、“本当に単なるすごろくだなあ”と思いましたが。
以下、粗筋。
木箱に入った謎のゲーム。箱の表には「ジュマンジ」と浮き彫りにされている。そのゲームは、現実世界に変化を与える摩訶不思議なオーパーツだった。
現代からさかのぼること数十年前。二人の子供はこの危険なゲームを地下に埋めた。
──時代は下る。
靴会社の社長の息子の少年は、父親の会社の靴工場に遊びに行く。工場は拡張工事をしており、少年は工事現場で謎の木箱を発見する。
女友達とこのゲームをプレイした少年は、“五か八の目が出るまでジャングルで過ごす”というマスに止まり、その場から姿を消した。
少女はその場から逃げ、ゲームの存在は忘れ去られる。
──二十六年後。
少年が住んでいた家は売りに出されていた。その家を購入した女性と、彼女の姪と甥の姉弟は、この屋敷に住み始める。
姉弟は部屋のなかで、ジュマンジと書かれた木箱を見つける。そして何気なくゲームを開始し、家は目茶目茶に。
「このままでは、おばさんが帰って来たときに怒られる!」
ルールには“ゲームに上がれば、全てが元通りになる”と書いてあった。二人は必死にゲームを進める。
そして弟が“五の目”を出したとき、二十六年経ち成長した屈強の男がジャングルから帰ってきた。
ゲームを最後まで進めるには、四人のプレイヤーが必要だ。姉弟は男を説得し、そして二十六年前に少年と一緒にゲームをプレイした女性を探し出す。
四人はサイコロを投げ続け、そのせいで町はどんどん破壊されていく。
自分たちの生命と、町の安全を賭け、四人は危険な遊戯に没頭する。
面白かったです。
一つ気になったのは、ゲームのせいで出て来る動物が、全てCG臭い(うそ臭い)ことです。
ゲームから出て来たバーチャルな存在だからそうしているのかなと思ったのですが、単に「そうなってしまった」だけかも知れず、「微妙だな」と思いました。
ゲームから出て来た人間はCGじゃなかったのに。
(まあ、けっこう古い映画ですからね)
お子様向けということなのか大雑把な部分も多かったのですが、きちんと楽しむことができました。